2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費

 

本校はユネスコ活動の理念の啓発や異文化理解を活動テーマとして、生徒たちによって構成されるユネスコ同好会を中心に、学校行事を通して活動を行ってきた。

重点分野への取り組み

○「持続可能な開発及び持続可能なライフスタイル」

1年生の総合的な探究の時間で、年間を通しSDGsについて調べ学習を行った。SDGsに関わる現代社会の現状や具体的な解決策について、情報を集め整理し、まとめて発表する活動を行った。

イオンモール秋田で行われた「文化祭」イベントでは、ユネスコ同好会の生徒がSDGsについて調べたこと(今年度は「差別はなぜ起こるか」「フェアトレードとはどういった制度か」などを掘り下げた内容となった)を一般の聴衆向けに発表し、社会的な啓発に努めた。

○「地球市民および平和と非暴力の文化」

秋田ユネスコ協会が主催した「外国人による日本語スピーチコンテスト& 世界と語ろう!ユネスコタイム」に、ユネスコ同好会の生徒がボランティアとして参加した。準備や運営で出場者の外国人と触れ合う機会も多く、日本の社会や文化を相対化させて見る良い機会となった。

○「異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重」

2・3年生の総合研究コースに「国際文化研究」と称した学校設定科目を開設し、英語圏以外の言語(中国語・韓国語など)や文化に触れる学習を行った。

従来行っていた海外への修学旅行は今年度もコロナ禍で実施できず国内となったが、日光東照宮などの文化遺産を訪問した。事前・事後学習でその価値について詳しく学んだ。

ユネスコ同好会では世界遺産(その他国連デーやSDGsなど)を紹介するポスターを作成した。

来年度の活動計画

○秋田ユネスコ協会と連携し、各種ボランティアに参加し、奉仕の精神を養うとともに世界の諸問題について考える契機とする。

○総合的な探究の時間や各教科などあらゆる教育活動の場面で、持続可能な社会の構築に向けての知識や異文化・文化遺産についての理解を深める。

○学校行事などの機会を活用し、校内だけでなく地域社会に向け、ユネスコの活動(SDGsや文化遺産保全)についての啓発の拠点となる。