2023年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 環境, 国際理解
本校では「かしこく なかよく げんきよく」という教育目標のもと,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して,「自分事」といて考え,実践できる力の育成を目標とした。
具体的には,各学年に応じて課題やテーマを具体的に掲げ,SDGsの各目標にどのように貢献していくかを明確にしている。学年や委員会,グループや個人での取組(プロジェクト)がどのような意味や価値があるのかを検討し,身近にできる活動や世界に目を向けた活動を通して,地球規模の課題解決に貢献することを目指している。
4年生は,「減災・防災」をテーマに取り組んだ。地域の刈谷田川の豊かさ,自然の素晴らしさを学び,それを生かすことの大切さを学ぶ中で,川の怖さ,水害になるとどうなるのか等を考えることから「減災・防災」に迫った。防災スクールを開催して避難所生活の知恵や日常品を使った救急法について学んだ。また、防災新聞にしてまとめたり、信濃川サミットに参加して防災ついての考えを発表したりすることができた。
5年生は,「日本の食糧自給率を上げたい!」という大きな目標をもとに活動した。自分たちで稲を育てたり,収穫したりすることを通して、地産地消の重要性に気づくことができた。PR活動を行い、自分たちが考えたことや思いを発信している。
6年生は様々な分野の方々に出会うことで、自分が将来なりたい姿を膨らませていった。専門的な知識をもち、仕事をしてお金を稼ぐだけでなく、お客さんのために、地域のためにと自分の力を生かし、貢献している大人と出会うことで、将来の自分を具体的に想像することができた。また、仕事を続けるためには「楽しい」「好き」という気持ちが大切であり、様々なことにチャレンジして好きなことを見つける大切さにも気付くことができた。
来年度の活動計画
ESDにかかわる各学年の重点目標を達成するために、子どもたちの活動をESDの観点から価値付けていかなければならい。そのために、学校をサポートしてくれている地域の方々やJICAやその関連機関の方々と協力体制を維持・向上していく。また、学校の森である「くずまきの森」を活用しながら,保護者,地域と協働し,森を生かしたESDの活動を展開していきたい。そのために、環境整備を呼びかけたり、アルパカなどの動物との触れ合う期間を設けたりする。そうすることで、今後の「くずまきの森」の可能性を地域の方々とともに広げていく。