2018年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 環境, 持続可能な生産と消費
当校は、「豊かな心,創造性をもち,自ら学び,ねばり強い意志をもつ 健康で明るい子供」の育成を目指している。環境教育においては,感受性を豊かにし,環境や環境問題に関する見方・考え方や,よりよい環境の創造のために主体的に行動できる実践的態度を育成することを目標としている。
具体的には,釧路市阿寒湖畔で(一財)前田一歩園財団が管理している森林をフィールドとして,2年生は生活科,3年生から6年生は総合的な学習の時間を中心とし,各教科の学習と関連付けながら,横断的・総合的な取組を行っている。
① 2年生(6,10月)
阿寒湖畔での植樹体験,きのこ探し等を通して,自然環境や事象に対する感受性や興味・関心の向上を目的として活動を行った。
② 3年生(7月)
阿寒湖昆虫の体のつくり,環境との関係について理解するための昆虫採集を通して,多様な生物の存在を実感し,環境に進んでかかわろうとする態度を育成することを目標として活動を行った。
③ 4年生(10月)
川の水の始まりを探す活動,湧水の観察等を通して,環境に対する問題を見いだし追究する態度,自分たちの生活とのかかわりを意識し始めることを目標として活動を行った。
④ 5年生(9月)
流れる水の速さや量,水の働きと土地の変化の関係性,森林を守り育てる仕事の調査や枝打ち体験等を通して,環境保全に対する意識の向上,自然に対する畏敬の念をもつことを目標として活動を行った。
⑤6年生(11月)
エゾシカを視点とした生態系の理解,樹脂ネットの巻き付け体験や捕獲したエゾシカ肉の試食等を通して,環境を多面的に捉えたり,物の連鎖や循環という視点から,より主体的に環境とかかわろうとしたりする態度を養うことを目標として活動を行った。
来年度の活動計画
現在,各学年のプログラムを,「総合的な学習の時間」を中心とした,他教科等との有機的な関連を図った教科横断的なプログラムとして編成できるように,活動の評価・改善を図っている。
そのことに伴い,次年度は活動のフィールドと内容が今年度と若干異なることが予想される。