2023年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 持続可能な生産と消費

本校は、「『人間的な喜び』を積み重ね『夢を培う』学校 ~達成感・貢献感~」を学校理念とし、その柱として、総合的な学習の時間を中心に「故郷久々野町の平和と未来について提案をする『SDGs夢プラン』」に取り組んでいる。この活動を通して、地域に関心を向け、地域の課題を理解し関わろうとする生徒の育成を目指している。

〇1年生:「地域の自然・伝統文化とSDGs」

地域の高屹山登山をきっかけとして、地域の自然や民話等について学習を進めてきた。また、その発展として、支所長から町内スキー場の廃止と跡地利用など久々野町の課題である地域振興について話を聞き、久々野町の財産である自然や伝統文化等の有効活用の在り方について考え、提言する会を持った(ユネスコスクールの重点的活動である持続可能な開発や伝統文化の尊重に関する活動)。

〇2年生:「久々野町の産業とSDGs」

自分たちの生活を支える施設や産業等について学習を進め、夏には町内の企業等で職場体験を行った。これらの活動を通して、働くことの意義や大切さを学ぶとともに、「住み続けられる町」にするために必要な施設や産業の在り方や自分自身の生き方について考えることができた(ユネスコスクールの重点的活動である持続可能な開発や持続可能なライフスタイルに関する活動)。

〇3年生:「平和な町づくりとSDGs」

修学旅行で訪れる広島をテーマに平和学習を進め、修学旅行前には自分たちの平和への思いを地域にも伝え、千羽鶴の制作協力を依頼した。修学旅行後は久々野町の戦没者遺族会の方々のお話を聞くなど、身近な戦禍についても学んだ。これらの学習を通して、地域の平和な未来について考え、そのために必要なことや自分ができることを提言する地域への発表会を行った(ユネスコスクールの重点的活動である平和と非暴力の文化に関する活動)。

来年度の活動計画

〇1年生:「地域の自然と伝統文化」

地域の自然や伝統文化(民具・伝承など)について学ぶ。それらの財産を絶やさないことや地域振興のためにどう活用したらよいかを考え、提言する。

〇2年生:「地域を支える施設・産業」

地域を支えている産業や施設について学ぶ。体験を通しながら、働くことの大切さや意義、自分の生き方を考える。住み続けることができる町にするためには何が必要かを考え、提言する。

〇3年生:「地域の平和な未来」

広島を中心に戦争について学ぶ。その後、地域にも目を向け、誰もが平和に暮らせる町にしていくためには何が必要かを考え提言する。