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加盟年 2014

2024年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

1 「国際理解」「文化多様性」「平和」
■「イングリッシュ・アクティビティ」
令和6年7月20日(土)~21日(日)に実施。平和都市という土地柄、多くの海外からの観光客が平和公園を訪れるので、英語でインタビューを行う。今年は12名の生徒が参加。
広島平和記念資料館を訪れ衝撃を受けたという観光客は本校生徒との会話で少し気持ちが落ち着いたと言っていた言葉が印象的だった。世界各国の人々が来広しているということを肌で触れ、「ヒロシマ」から平和を発信することの意義を改めて感じたようである。

■「令和6年度SEAプログラム」
令和6年7月26日(金)~8月4日(日)に実施。参加希望者を募り、夏季休暇中に行っている短期留学プログラム(Study and Experience Abroad Program)である。コロナ禍で中断していたが今年度より再開。今年度はオーストラリアのメルボルンにて実施。異文化に触れて刺激を受けた生徒たちは、帰国後、2学期の始業式にて全校生徒の前でスライドを用いながら自分たちの経験してきたことを発表し、全体にその経験を共有することに努めた。

■IGL医療福祉専門学校国際コミュニケーション学科生徒との交流プログラム
令和6年12月16日(月)実施。本校の近くにある専門学校で日本語を学ぶ留学生22名と交流。今年初めての試みであった。留学生はアジア出身者が占めている。今回はネパール、ベトナム、中国、タイ、バングラデシュが出身国であった。本校の位置する地域でもここ数年アジア出身の人たちが多く働いており、日常生活でも顔を合わせることはあるが交流することはなく、身近なアジアについて直接触れる機会はない。留学生達もアルバイトはしているものの、日本の高校生達との交流機会はなく、同じような若い世代(留学生達は若干年上である)同士で交流することは相互理解の大きな一歩となり得ると捉えている。今回は初めてであったので、特定のクラスとの交流とした。留学生達が出身国についてスライドを用いながら日本語でプレゼンをし、後にグループに分かれて様々な分野について情報交換を行い、それらを模造紙にまとめていった。交流した生徒たちは各国の特徴を学びつつ、海外の高校事情を新鮮な驚きや共感をもって聞いていた。留学生たちは日本の高校の学食を初体験し、食の体験を楽しんだ。まとめた模造紙や留学生達のスライド画像と日本語で書かれた感想を貼った模造紙を一定期間掲示して全体に共有を図った。

2「平和」
■「慰霊式」(国際平和デー)
本校は元々原爆の影響を受けた地にあり、当時の教員、生徒が犠牲となっている。現在の地に移転し、校内には慰霊碑と被爆者の書いた詩と共に原爆の絵が設置されている。毎年2学期終業式に合わせて慰霊式を行っている。これに先立ち全校生徒が平和の祈りを込めて折り鶴を折り、それをつないで慰霊式にて慰霊碑に献納している。またこの折り鶴は2学年で沖縄コースの旅団に託され、最終的に魂魄の塔に慰霊と平和の祈りを込めて献納された。

■「平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)添釜」参加(国際平和デー)
8月6日(火)に開催された茶会。平和記念式典の参列者に広島で上田宗箇流を学ぶ学生達におもてなしをしてほしいという広島市長の依頼によって営まれる茶会である。この茶会を通してヒロシマに住む若者として平和な社会を構築することの大切さ、他者への思いやりの心を涵養することを目的としている。本校からは茶道部員が参加。今年も国内外から多くのお客さまが参席された。生徒達はおもてなしを通して改めて平和の尊さを思ったようである。

3「環境」「持続可能な生産と消費」「福祉」「貧困」
■「伴学区クリーン作戦」(ごみゼロ国際デー)
9月23日(月)実施。例年本校のある伴の地域の方々とともに行っている清掃活動である。今年も生徒、保護者の参加者を募り、地域の方々と清掃活動を行った。環境の美化と共に地域の方との貴重な交流機会となった。

■「校外清掃」
上記の清掃活動とは別に、毎学期学校周辺のエリアの清掃を行っている。教員引率のもと、美化委員を中心に清掃活動を行った。

■「アイシティecoプロジェクト」
昨年度から引き続きコンタクトレンズ空きケース回収活動を生徒会執行部を中心に全校に呼びかけて行っている。この活動は再び視力を取り戻したいという方々のために全額を日本アイバンク協会に寄付する活動である。他者理解をし、自分たちにできることから行うという姿勢を培う活動となっている。

■ユニセフへの寄付(貧困撲滅のための国際デー)
6月に行う文化祭にて、生徒会執行部が中心となって全校に呼びかけ募金活動を行っている。今年も実施。事前に校内外に広報して協力を呼びかけた。校内にユニセフの掲示物を貼り、何が課題か、募金が何に使われるのかを広報している。

■こども食堂「てらこや」への寄付(貧困撲滅のための国際デー)
6月の文化祭にて3年前から生徒会執行部企画での売上げ全額を地域のこども食堂に寄付をしている。今年も校内外に広報して協力を呼びかけた。文化祭後に執行部の代表者をつれて訪問し、こども食堂の現状を聞いたり子ども達と交流したりした。息長く継続していく取り組みとして行っていく予定である。

■不用文房具等回収運動(貧困撲滅のための国際デー)
6月の文化祭にて行っている活動である。不用文房具や古着を回収し「GIFT FOR SMILE」という団体に送っている。この団体が必要とする国や地域、団体に送るというシステムである。今年も校内外に広く広報して協力を呼びかけ、集まった物を送った。

■アルミプルタブ回収運動
回収したプルタブを車いすに変えて寄付する活動である。目標の重さにはまだ達していないので、これも広く内外に呼びかけて回収活動を続けている。生徒、教職員、地域の方々の協力を得て通年を通して回収に努めている。

■「SDGsから考える私たちの暮らし」総合学習(17の目標)
2学年を対象に3学期の間に取り組んでいる。17の目標からテーマを決め、共通テーマを選んだメンバーでグループを作り、その分野で何が課題となっているのかを調べ、その課題に企業や政府単位でどのような取り組みをしているかも合わせて調べていく。その取り組みについて自分たちのレベルでできることを探り、日常生活での活動に繋げていけることを目標としている。現在は第一段階の個人での調べ学習の段階である。2月以降は共通テーマを持つメンバーをグルーピングし、取りあげる内容を精選していく。その後スライド作成に取り組みクラス内にて発表する(見込み)。

来年度の活動計画

令和7年度(2025)年度の計画
■こども食堂「てらこや」、ユニセフ等への寄付活動及び不用文房具等回収活動。6月実施予定の文化祭にて実施予定。
■慰霊式の実施。来年度は世界における核兵器の現状等の内容も取りあげていく予定。
■イングリッシュ・アクティビティ。7月の2日間にて実施予定。
■「アイシティecoプロジェクト」の活動として使い捨てコンタクトレンズケースの回収活動。
■プルタブ回収活動。
■IGL医療福祉専門学校国際コミュニケーション学科生徒との交流プログラム実施。
■SEAプログラム(夏季休暇中実施の短期留学プログラム)
■「伴学区クリーン作戦」
■「SDGsから考える私たちの暮らし」総合学習
■その他様々な清掃活動及びボランティア活動

過去の活動報告