• かしわざきしりつきたさばいししょうがっこう
  • 柏崎市立北鯖石小学校

  • Kashiwazaki City Kitasabaishi Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒945-0013 新潟県柏崎市中田1743-2
電話番号 0257-22-4454
ホームページ https://www.kenet.ed.jp/kitasaba/
加盟年 2011

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権

当校は、「自分だけでなく みんなのために 今だけでなく これからもずっと」をスローガンとし、ESD活動を「地域・人・もの・自然と関わる活動」と捉えている。実践を通して「みんなで考えるよさを実感しながら、ものの見方・考え方を広げ、深めていく子」の育成をめざした。

① 自然や環境問題に関わる活動
4年生は地元に流れる川(鯖石川)を始めとした「地域」に関する学習、5年生は「自然体験教室」、3・4年生は「スケート学習」、1・2年生は「冬の遊び体験」など、地域の豊かな自然に触れる体験活動を通して、地域や自然を大切にしようという思いをもつことができた。
特に4年生は、鯖石川の生物を守る活動である「お魚救助隊」を地域の方々と行ったり、全身で川の流れを感じ取る「上流部での沢登り」を体験したりした。それらの活動を通して学んだことをまとめ、近隣の小学校と考えを交流させる活動を通して、さらに自らの学びを深めることができた。
② 地域の人や文化に関わる教育
地域の老人会の方に講師になっていただき、11月に「地域の方とふれ合う会」を開催した。割り箸ゴム鉄砲、工夫遊び、将棋遊び、あやとり、こままわし、お手玉を教えていただき、地域の方と楽しくふれあうことができた。循環型の生涯学習へとつながることを期待した取組が定着し、地域の方々も子どもたちも楽しく活動することができた。
生活科では、畑の先生に野菜の育て方を教えていただき、立派な野菜を収穫することができた。総合的な学習の時間には、地域探検(3年生)や、上下水道・ダムの学習(4年生)、稲作体験(5年生)、職業講話及び体験(6年生)を通して地域の人や文化と深く関わり、地域のよさを実感することができた。
➂ 国際交流に関わる学習
6月に国際交流活動(ESD集会)を行った。留学生3人から講義していただき、各学級で外国の生活や文化などを学ぶことができた。児童玄関ホールに、留学生の祖国である中国、韓国、台湾の様子を紹介するコーナーを設置し、日本と違う暮らし、食べ物、文化などを学ぶことができた。
④ いのち、人権に関わる学習
9月に、全学級で人権教育、同和教育の授業を行った。11月には、6年生の企画運営で「北星まつり」を実施し、全校縦割り班で仲間づくりを醸成する活動を行った。
今年度は、佐渡市、福井県小浜市の小学校と「拉致問題について考えるオンラインこども会議」を実施し、我が国が抱える人権問題の1つである拉致問題について、学んできた学習の成果を発表し合った。拉致被害の当事者の方から講話をいただいたり、オンライン会議で意見を聞き合ったりしたことを通して、拉致問題への理解を深めるとともに、地域に向けたチラシやポスター、政府に向けた手紙を作成する等により問題解決に向けた「行動化」に結びつけることができた。

来年度の活動計画

教育活動をESDの観点から4分野2項目6視点で整理し、児童の資質・能力を伸長させる。
(1)学校行事を「いのち(なかま)」「しぜん」「ちいき」「せかい」の4分野に位置づける。
①いのち:運動会、友達月間、いじめ見逃しゼロ、あいさつ運動、(教科:動物飼育・植物栽培)
②しぜん:鯖石川探検、自然教室、エコ活動、(教科:季節さがし・季節の遊び)
③ちいき:地域と密着したキャリア教育、米づくり、昔遊び教室、(教科:地域の宝探し)
④せかい:ESD国際理解集会(教科:外国語活動)

(2)ESDで育てる資質・能力を次の2項目6視点から育成する。
①自分だけでなく みんなのために(学習を深める見方・考え方:多様性、相互性、公平性)
②今だけでなく これからもずっと(行動を進める見方・考え方:有限性、連携性、責任性)

過去の活動報告