所在地 | 〒987-0513 宮城県登米市迫町北方字富永110-5 |
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電話番号 | 0220-22-2286 |
ホームページ | https://www.tome-c.ed.jp/kitakata-syo/ |
加盟年 | 2018 |
2024年度活動報告
減災・防災, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 食育
本校では,「夢と志をもち,心身ともに健康でたくましく,実践力のある子どもの育成」を学校理念としている。そこで,ESDを学校理念実践のための有効な手段と捉え,ESDに実践を通して様々な人やものと関わり合う教育活動を創意・工夫したいと考えた。
具体的には,北方神楽の継承,そなえの時間を柱に,①地域遺産に関わる活動、②国際理解・文化多様性に係わる活動,③防災に係わる学習を行った。
(ア)地域遺産に係わる活動(3年生)
当地域には,元禄16年(1703年)から伝わる『鹿島流十六拍子南部神楽(通称北方神楽)』があり,地域の継承会の方々が伝統を受け継いでいる。子供たちが地域の伝統文化にふれ,学び,次世代へ受け継ぐ気持ちを育成することを目標に,3年生の子供たちが継承会の方々から,神楽の歴史を聞いたり,実際に踊って一つ一つの動作の意味を学んだりしてきた。神楽は学習発表会で保護者に披露した。
(イ)国際理解・文化多様性に関わる活動(2年生)
アメリカカルフォルニアより,2年生児童1名が体験入学をした。7月10日から7月19日まで,登校した7日間である。一緒に授業を受けたり,学校生活を送ったりする中で,コミュニケーションを図りながら交流した。学校や日常生活など日本とアメリカでは,様々な違いがあることに気付くことができた。
(ウ)防災に係わる学習(全学年)
東日本大震災の教訓を踏まえ,災害時に自らの命を守り抜く具体的な行動ができる力を育成する目標を吟味し,防災について学ぶ「そなえの時間」を年に12回設定してきた。自助・共助・公助について,学年の発達段階に応じて年間指導計画を作成し,保護者や地域の方との連携した避難訓練を行った。災害時に自分の命は自分で守るという意識を高めることにつながっている。