• かつやましりつきたごうしょうがっこう
  • 勝山市立北郷小学校

  • Katsuyama Municipal Kitago Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒911-0054 福井県勝山市北郷町東野13-25
電話番号 0779-89-1034
ホームページ http://kitagou-es.mitelog.jp/
加盟年 2014

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康, 食育, ジオパーク

学校教育目標を「ねっこを育てる」とし学校教育活動を進めてきた。この目標の先に見据えているのは、「共生」と「貢献」である。地域の自然、そして、さまざまな人々に囲まれて過ごす小学生の間に、恵まれた自然環境やあたたかな人々との交流を大いに行い、ともに生きること、そして、「〇〇のためにがんばりたい」という気持ちを育むことを目指してきた。各学年の具体的な取り組みは次の通りである。

1学年>生活科や学活の時間を活用し、2年生といっしょに野菜の栽培を行った。栽培した野菜は給食で調理してもらい、学校のみんなでいただいた。また、北郷町社会福祉協議会の方から、防災頭巾をいただき感謝するとともに、折に触れ行われる避難訓練にしっかりと取り組んだ。また、市国際交流員による定期的な学校訪問で、外国の人や文化とのふれ合いも楽しんだ。

2学年>生活科や国語科の時間を活用し、自分たちの遊び場や地域へ探検に出かけ、地域の自然やその環境について興味関心を持つとともに、学習発表会ではワークショップを担当し発信した。1年生といっしょに野菜の栽培をすることにより、自分の成長を感じることもできた。また、市国際交流員による定期的な学校訪問で、外国の人や文化とのふれ合いも楽しみ、来年度始まる外国語活動への意欲も高まった。

3学年>社会科や国語科、総合的な学習の時間を活用し、地域のお宝探しを行った。地域に生息する生き物(鮎)やそれを生かした食べ物(巻き寿司)、また、専業農家での体験等を通して、それらを知るとともにそれらを取り巻く自然環境や人とのつながりも学んだ。学びを劇と替え歌にまとめ、ステージ発表にて発信した。

4学年>総合的な学習の時間に、主に勝山市社会福祉協議会と連携し、福祉をテーマに活動した。車椅子や白杖などを用いた体験から、「自分たちにできることは何か」を考えたり、東京パラリンピックに出場したマラソン選手との交流から、自分たちが考えていたことを振り返ったり、相手のことを考えた自分事として、活動を進めることができた。学習発表会では、ニュースポーツを体験するワークショップを企画し、参加者に楽しんでもらうこと、相手のことを考えて声をかけることなど、学んできたことを活かした活動となった。

5,6学年>北郷町の歴史や文化として、繊維産業に注目し、ゆめおーれ勝山と連携し活動を進めた。具体的な活動として、カイコの飼育、旧木下家住宅でのミニ機織り体験、ミニ落下傘作成、綿の栽培、糸より体験、染めもの体験など、多くの体験をした。この体験自体もたいへん興味深いものであると同時に、それらの体験が自然環境や暮らしとつながっていること、歴史的背景や身近なものとして戦争を捉えることなど、多くの学びがあった。学習発表会では、ステージ発表で、学んだことを劇にして伝えることができた。

来年度の活動計画

(1)目的
地域の自然や人とのつながり、関わり合いを中心に教材を開発し、それらを活用した教育活動を行うことにより、「ねっこ」の育成を目指す。
(2)具体的取り組み  各学年の発達段階をふまえて実施する。以下に各学年の取り組みを示す。
1学年> 生活科や学活の時間を活用し、地域のお年寄りや保育園児との交流を図ったり、身近な生き物や植物と触れ合ったりする。
2学年 >生活科や国語科の時間を活用し、地域を知る学習を行う。自分たちの遊び場や地域の人の集まるところへ探検に出かけ、地域の自然 やその環境について興味関心を持つ。
3学年> 社会科や国語科、総合的な学習の時間を活用し、地域のお宝探しを行う。地域に生息する生き物(鮎)やそれを生かした食べ物(巻き寿司)について調べたり、体験したりする。
4学年 >総合的な学習の時間を活用し、地域の人々について学ぶ。その中で、自分たちが地域の人々に支えられて生活していることや福祉について学習し、多くの人に知ってもらう発信方法を考える。
5学年 >北郷町の歴史や文化について体験を交えて学習し、その魅力と歴史的価値を考えることを通して北郷町の良さを再確認し、それらを伝え、発信する方法を模索する。
6学年 >総合的な学習の時間を活用し、北郷町の自然環境について考える。地域に生息する野生生物のことや、地域の川の環境について学習し、それらの保全のために何ができるかを考え活動する。
(3)交流・発信について                                                    ①校内での異学年交流、地域の幅広い年代の方とさまざまな体験を通して、積極的に交流する。
②家庭や地域へは、学校公開日や発表会、学校だよりやブログ等で、広く学校の活動を広報する。                                           ③小小連携事業として市内小学校との交流会を行うとともに、オンライン等による県内・県外の学校との交流実施を目指す。
(4)評価方法
①児童は、ワークシート等の記録を蓄積し歩みを振り返ることができるようにする。各取り組み後は、感想を含め、自己評価を行う。学習発表会後は自己評価・相互評価を行う。
③教員は、学習活動や体験活動における観察結果、活動で使ったワークシート、学習発表会での取組を材料とし、次の観点で評価を行う。
・課題を追求する力   ・課題を共に解決する力   ・自分の考えを伝える力

過去の活動報告