所在地 | 〒648-0097 和歌山県橋本市柿の木坂25-1 |
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電話番号 | 0736-32-1522 |
ホームページ | https://www10.schoolweb.ne.jp/weblog/index.php?id=hashimoto01 |
加盟年 | 2013 |
2024年度活動報告
減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉
【概要】
本校では、持続可能な社会を形成していくための主体的な力の育成を目指した取組を推進している。学習活動については、総合的な学習の時間を中心に、環境、減災・防災、世界遺産・地域の文化財等、福祉について、他教科(道徳、特別活動等を含む)の学びとも関連付けながら展開した。
1 環境に係わる活動
例年、校区の森林公園を会場に実施している公民館主催の地域交流事業において、廃油を使用した石鹸をPTA活動の一環として製作・販売しており、「環境にやさしい洗剤」として地域の方からも好評であった。また、同事業において、本校の児童会がこれまで学んできた防災学習から災害時にぜひ地域の方に知ってもらいたいと発表することができた。
また、制服等のリユース活動もPTA活動の一環として取り組み、収集・仕分け・譲渡のための抽選をしており、3Rの観点において環境に配慮した取り組みとして、子ども達にも物を大切にすることを感じ取らせることができている。
さらに、福祉にも関わる取組だが、「KimiMart(キミマ)」を開催し、地域の方からアルミ缶を集め、業者に持っていき現金に換金し、そのお金で車いすを購入し、橋本市の福祉協議会に寄贈するという取り組みを引き続き行っている。また、そこでお渡ししている野菜は、有機農法の無農薬で作ったもので、地域の方にも好評である。
2 減災・防災に係わる教育
防災グッズの作成や避難所運営など、災害における様々な知識や技能の習得を目指し、地域の「防災士の会」とも連携した「防災学習フェア」を行った。今年度は地域の方と一緒に学ぶ「防災学習フェア」を目指した。消火活動の体験や起震車体験・AEDを使った救命訓練・避難所体験などの中で、防災グッズ作りなどは、6年生が地域の方に教える場面も設定しました。
また、昨年度の学習を生かし、防災の面から、危険な箇所をどうすればいいのか対策を考え、地域の防災マップ作りを行った。2月には、6年生がNHK主催の防災サバイバルに参加し、これまでの学習を生かして、体験活動を行った。
3 世界遺産・地域の文化財等に係わる学習
世界遺産である高野山、奥の院の散策やムササビ観察などを通じて、多くの自然の大切さについて学んだ。また、宿坊で精進料理や朝のお勤めを体験することで、さらに世界遺産である高野山を知ることができた。高野山のふもとに所在する本校にとって高野山での学習は、和歌山県のよさを改めて実感することができ、将来においてもその素晴らしさを伝え、地域活性の一役を担えるよう成長できた。
また、地域のお寺や行事にも積極的に参加し、ふるさとを大事に思う気もちを育てることができた。
さらに、地域の方が橋本市を活性しようと杉村公園のやすらぎ広場にツツジを植える活動に本校5・6年生が参加させてもらった。事前学習では、橋本市に関係の深い方のお話を聞かせていただき、ふるさとを誇りに思い、大事にしたいという気持ちが育ったように感じた。今後もこの活動に毎年5年生が参加させていただく。
4 福祉に係わる学習
障害者福祉や高齢者福祉について、地域の社会福祉協議会との連携の中で学習を進めることができた。ノーマライゼーションが求められる社会において、この学習が身近なかかわりのある人たちへの行動として現れることを期待して学習を進めることができた。
また、環境にも関わる取組だが、学校・地域の方から空き缶を集め、業者に持っていき現金に換金し、そのお金で車いすを購入し、橋本市の福祉協議会に寄贈するという取り組みを引き続き行っている。その事業を地域の方に知っていただくため、また日頃の感謝の気持ちを伝えるため、有機農法の無農薬で作った野菜とアルミ缶やベルマークを交換する「KimiMart(キミマ)」を開催している。また、地域の方に喜んでもらおうと、手作りのしおりや絵手紙、時には合唱や肩たたきをすることもある。地域の方に喜んでもらいたいと思う気もちが福祉につながっていくと考える。
来年度の活動計画
今年度と同様に、環境教育、減災・防災教育、世界遺産・地域の文化財等の教育、福祉教育を主軸に活動を計画している。さらに、SDGsの視点についても認識を深めるとともに、それぞれの目標に応じた取り組みを進めていく。また、地域の方とのつながりをさらに深めていきたい。
一方で、授業時数確保と行事の精選が求められる中で、これまでの取り組みを検証し、総合的な学習の時間を中心に各教科等との関連を図ったカリキュラムマネジメントの再構築に努めなければならないと考える。