• がっこうほうじんけいびいしいがくえん けいびいしいこうとうがくいん
  • 学校法人KBC学園KBC高等学院

  • KBC High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 減災・防災, 国際理解, 平和, 健康, 食育

所在地 〒900-0034 沖縄県那覇市東町23-1
電話番号 098-863-0936
ホームページ https://hi.ida.ac.jp/
加盟年 2019

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 健康

6月【平和学習】

令和6年度の平和学習は、6月に沖縄陸軍南風原壕軍20号および南風原文化センターへ行きました。

資料や戦争当時の道具、壕を直接目にすることが出来ました。

明かり一つない壕の中を歩き、想像を絶する過酷な環境を見聞きし、体験することで平和の尊さについて考える有意義な時間となりました

・ガマの中で患者の悲痛な叫び声もだんだん慣れてくる現状を知って人間ってすごいなと思った。

・今、私たちが平和に安全で暮らせるのは当時、一生懸命戦ってくれた人たちがいるからこそだなと思い、改めて感謝の気持ちと辛そうな気持ちが込み上げた

・当たり前のように朝起きて、当たり前のようにご飯を食べて学校に行ける日常がどれほど幸せかを感じた

 

7月【肝清祭】

高文連主催のボランティア活動「肝清祭」に参加しました。

1日目はJICA沖縄でレクリエーションや展示見学を通じ、支援活動やSDGsについて学びました。特に食品ロスや発展途上国の子どもたちの生活の厳しさに驚きました。昼食では異文化の料理を楽しみ、ワークショップでは貿易ゲームを通じて先進国と途上国の格差を実感し、フォトランゲージでは貧困の現状に胸を痛めました。

2日目は沖縄愛楽園でハンセン病の歴史や偏見について学びました。講話や展示室の見学を通じ、患者への差別がいかに理不尽であったかを痛感しました。

2日間を通して、差別や偏見を無くすためには「違いを受け入れる」ことが大切だと感じました。この経験を多くの人と共有し、より良い社会づくりに貢献したいと思います。

 

9月【研修旅行 Small World】

9月、研修旅行の工程で東京都にある「Small worlds」博物館を訪れました。

そこにはミニチュア模型で作られたワクワクな世界が待っていました。

また、カードゲームを通してSDGsを体験することもできました。

「経済」「環境」「社会」に焦点をあて、どんな未来をつくっていきたいか、SDGsを意識し、どのように達成するのかを考えました。

環境を守りながら経済を発展させるには?格差のない社会とは?などカードゲームを通して様々な意見が飛び交いました。

・フェアトレードを意識した商品を購入する

・フードロス、食べ残しをなくす

・SDG’sについての知識を増やし、行動できたことをSNSで発信する

・バランスのとれた豊かな社会にしたい

【研修旅行 東京臨海広域防災公園】

防災体験学習施設「そなエリア東京」を訪れました。

地震が発生したときはどう行動したらいいのか、エレベータの中で災害が発生した時は?災害時はどのような手段で家族と連絡を取る?

避難所ってどんな所?など防災に関する様々な事を知りました。

自分の命は自分で守る大切さを実感しました。

・水の大切さを実感した

・非常食を常備する

・普段から有事の時の集合場所などを家族と話し合う

9月【まちなかEnglish Quest】

Hello World主催の「まちなかEnglish Quest(通称まちクエ)」に参加しました。様々な国から来たイングリッシュスピーカーとチームを組み、首里城内でミッションをクリアしていく中で英語を使い国際交流を楽しみました。イングリッシュスピーカーの皆さんは、スペイン、インドネシア、アフガニスタンやバヌアツなど、英語圏以外の国々からも参加しており、様々な文化に触れると同時に、沖縄の歴史や文化についても学ぶことができました。

=生徒の感想=

・英語が苦手だったけど、ゆっくり喋ってくれたのでわかりやすかったし、自分が知らなかった単語も知れてよかったです。

・ミッションに関すること以外にも質問したり、コミュニケーションが取れて良かったです。また、英語話者の方がとても誘導が上手くて楽しい思い出になりました。日頃外国人の方と話す機会が無いので、貴重な経験になりました。

・外国の人と首里城を探索して歴史などについて色々勉強した。燃えたあとの首里城の復興のために色々な所から協力してくれる人達全員で、1秒でも早く復興するために仕事をしている姿を見て感動した。

・イングリッシュスピーカーの出身がアフガニスタンで、アフガニスタンの文化や日本との違いを英語で教えてくれてとても分かりやすく、外国の人とのコミュニケーションがより深まって良かったです。

 

11月【芸術鑑賞 組踊 万歳敵討】

沖縄が世界に誇れる伝統芸能の一つである「組踊」を観劇しました。組踊は「ユネスコ無形文化遺産」の一つです。最初に「組踊とは、」から始まり組踊の楽しみ方をわかりやすく説明してくれました。初めて触れる観劇に生徒達の反応は様々でした。生まれ育った故郷への愛着心を育むため、知見を広げるため、そして後世に伝えていくためにまずは「知る」ことが必要だと感じました。

・小学生の頃によく触れていた方言に久しぶりに触れて半分くらいは理解でき、楽しむことができた。

・方言がわからなかったが、セリフが歌を聴いているようだ

・ストーリがわかりやすかった

・演者のしぐさが丁寧で楽しめた

12月【那覇市善行少年表彰】

青少年の模範となる活動を行った生徒に贈られる、善行青少年個人の部で3年生の名嘉柊悟さんが表彰されました。名嘉さんは、学級長やゲーム部の部長としてリーダーシップを発揮し、学習面ではどの授業においても主体的に取り組んで国家資格であるITパスポート試験をはじめパソコンスキルに関する様々な資格を取得しました。また、体験授業で生徒スタッフを務めたり、出身校の中学校で卒業生進路講話をしたりと、学内外問わず何事にも積極的に取り組んだ功績が認められました。

=生徒の感想=

自分が善行青少年という、素晴らしいことで表彰されるとは思っていなかったので、とても嬉しいです。専門学校に進学した後も、表彰されたことを忘れずに善い行いを心がけていきたいと考えています。

12月【那覇マラソンボランティア】

野球専攻43名でNAHAマラソンのボランティア活動に参加しました。前日はランナーのゼッケンや記念Tシャツ配布、当日は貴重品預かりの担当で、活動を通じて地域貢献を果たしました。生徒たちは協力の大切さや責任感、やりがいなどを学び、ボランティア精神を育むことができたと思います。ランナーやボランティア職員との交流も深まり、大変有意義な時間となりました。

 

来年度の活動計画

2025年活動計画

・世界寺子屋運動「書き損じハガキ回収キャンペーン」

・沖縄伝統芸能「組踊」鑑賞

・伝統工芸品「壺屋焼」体験、博物館鑑賞

・平和学習

・国際交流事業

・那覇マラソンボランティア活動

過去の活動報告