2023年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 文化多様性, 人権, 持続可能な生産と消費
本校では学校経営計画に「予測不能な21世紀社会をしなやかにたくましく生き抜く力を育み、多様性を認め、人と人・社会との繋がりを大切に行動する意識を醸成し、それらによってこれからの多文化共生社会をリードし、より良い世界を創ることに貢献できる人間を育成する学校」を掲げ、「ユネスコスクールの取組みを様々な教育活動において発展させる中で、世界の持続発展に貢献できる力を育む。」を具体的目標に設定している。校内組織としては国際交流・ユネスコスクールの委員会を設置し、ESDの実践を通しての育成を目標としている。具体的には、東北支援生徒派遣事業、模擬国連活動、国際交流、国際理解と人権を柱に、①防災・減災に係わる活動、②ユネスコ・国連会議に係る活動、③人権・国際交流・多文化共生に係わる教育を担っている。
①防災・減災に係わる活動
東北被災地へ生徒のボランティア派遣事業としては、阪神淡路大震災のフィールドワークや2012年度より例年7月に地域ユネスコスクール、宮城県のNPOおよびユネスコスクールである気仙沼高等学校と協力して実施し、ボランティア活動および高校交流を継続して行っている。3月には気仙沼高校野球部を大阪に招待し交流する事業を継続している。
②国連会議に係わる教育
国連活動としては2016年度より、関西模擬国連会議に参加、全日本高校模擬国連会議に出場し、国連での会議のありかた、課題等について学んでいる。
③人権・国際交流・多文化共生に係わる学習
姉妹校であるアメリカ・ミネソタ州のサウスウエスト高校およびオーストラリアのクリスチャンカレッジ高校との相互の短期留学交流および生徒同士での年賀状交換を実施している。2年に一度、国際ジャーナリストを招いて、紛争地や貧困地と日本を含む先進国の関係性と課題について講演会を実施している。NIE推進校として、総合的探究の時間に、新聞を用いたニュース解説をSDGsの観点で実施している。
現在新型コロナの影響で、地域の親子と「おはなしかい(絵本を読む活動)」を通した多文化共生にかかわる地域交流活動は中止している。
来年度の活動計画
①5~7月:東北訪問・支援活動/9月文化祭にて被災地報告・減災に関するポスター展示
②5~8月:おはなし会(絵本を読む活動)
③8~11月:関西高校模擬国連会議参加・全日本模擬国連大会参加
④12月:ユネスコ大阪府連ESD報告・交流会の企画・運営
⑤3月:茨木市のユネスコスクールで協力し、宮城県のユネスコスクールと交流