所在地 | 〒720-0082 広島県福山市木之庄町一丁目1番63号 |
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電話番号 | 084-922-0024 |
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加盟年 | - |
2024年度活動報告
環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 福祉
本校は、学校教育目標を「自ら考え、判断し、行動できる樹徳っ子の育成」としている。各学年の年間指導計画の中にESDの観点を位置付け、各教科、領域等を関連付けながら教育活動を進めている。具体的には、「伝統文化」に関わる活動、「地域」に関わる学習、「福祉」に関わる学習、「人間愛・思いやり」に関わる活動を行っている。
1.「伝統文化」に関わる活動
第1学年はけん玉やコマ回しなどの昔遊びやわらべ歌などの手遊びを体験した。第3学年は、缶ぽっくり作り、七輪でのもち焼き、洗濯体験等、地域のボランティアの方々と一緒に昔の生活を体験した。第5学年は、米作り体験を行った。第6学年は、国語科「発見、日本文化の魅力」で、日本文化についてまとめ、ALTへ発信した。また、クラブ活動として、華道クラブ・琴クラブがあり、ゲストティーチャーを招いて活動した。
2.「地域」に関わる学習
第2・3学年は、実際に町へ出かけ、地域の公園など、身近な場所のよさや課題を見つけた。自分にできることはないか考え、実践につなげた。また、地域が学校とつながり、共に子ども達を育てていこうとする結びつきが引き継がれおり、「世代間交流」では、就学前の子ども達や地域の方々の発表を見たり、自分たちの学習の成果を発表したりし、地域とのつながりをさらに強めている。第5・6学年は、学校近くの文化ゾーン(福山城博物館・美術館・文学館・広島県立歴史博物館等の施設)について探究活動をしている。
3.「福祉」に関わる学習
第4学年の児童が盲導犬ユーザーの方から話を聞き、目や耳・身体の不自由な人の立場に立って考える学習を計画している。また各学年の国語科、特別な教科道徳の学習等で「福祉」について考え、日常生活へ結び付けながら学習している。
4.「人間愛・思いやり」に関わる活動
たてわり班で活動を通して、6年生がリーダーシップを発揮し、下級生にあたたかい態度で関わったり、主体的に行動したりする姿が多く見られた。第1学年の児童は、カリキュラムに沿って保幼小連携を行い、保育所や幼稚園の子ども達へ思いやりを持って関わることを身につけた。
来年度の活動計画
2025年度は、ESDの更なる推進のために次のことを計画する。
1.教科横断的な学習活動の展開
生活科・総合的な学習の時間を中心としたカリキュラムの見直しを行い、それぞれの教育活動を繋いでいく。
2.幼保小連携、小中一貫教育の充実
自ら課題を発見し、解決していく主体的な学びを系統的に連続して行えるようにしていく。
3.地域との関わり
地域の学習材や、人材の整理を行い、積極的に学習計画に取り入れていく。
4.考えを表現する場の設定
子ども達が考えたことを表現する場を作り、必要感のある教育活動にしていく。