• いわみちょうりついわみきたしょうがっこう
  • 岩美町立岩美北小学校

  • Iwami Municipal Iwamikita Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒681-0003 鳥取県岩美郡岩美町浦富2128
電話番号 0857-72-0266
ホームページ https://www.torikyo.ed.jp/iwamin-e/
加盟年 2013

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 環境, 人権, 福祉, ジオパーク

本校は「きまりを守り たのしく つよく生きる 子どもの育成」を学校教育目標としている。また、本校のある岩美町はユネスコ世界ジオパーク山陰海岸ジオパークに認定されており、大昔から現在に至るまでの多様な地質や地形が存在している。そのため、地質、地形など身近にある豊かな自然や文化を活かした海洋教育に力を入れて取り組むとともに、SDGsとの関連を意識しながら活動を行ってきている。

本年度の活動の主な内容は、以下の3つである。それらをとおして、地域を愛する心を育むとともに、自ら考え仲間とともに課題に向かう児童、地域に元気が届けられる児童の育成を目指している。

①人権に関わる活動
・車いすバスケットボール体験や障がいがある方との交流をとおして、生きることの大切さ、障がいがある方の生活や関わり方などについて学んだ。(4年生)
・ハンセン病問題に関する学習をとおして、問題を他人事としてとらえるのではなく、自分たちの身の回りに目を向けたり人権問題についてより深く考えたりした。(6年生)

②環境に関わる活動
・お掃除カヤック体験をとおして、岩美町の海の環境問題(海洋ごみ問題)について実態を調査した。その後、美しい海を守るためにできることについて調べたいと考え、智頭町にある施設を訪問し、海の豊かさを守るためには森の豊かさを守ることが大切であると学んだ。その際、山を守るための林業についての講話を聞いたり、プラスチック削減のための木のストロー作りを体験したりすることをとおして、自然を守ったりプラスチックを削減したりするために、自然にかえる素材を使うという取り組みの大切さについて学んだ。(5年生)
・校区内にある「海と大地の自然館」の学芸員の方に協力していただき、城原海岸で磯観察を行ったり、1学期の最終日に浦富第一海水浴場にて全校海水浴を行ったりし、地域の海の豊かさやその恵みに触れた。(4年生・全校)

③地域の文化に関わる活動
・全国的にも珍しい、田後のスルメ作り(すだれ天日干し)を体験した。(4年生)
・ユネスコ世界ジオパーク山陰海岸ジオパークについての理解を深めようと、地質調査や生態調査をしたり、そこに住んでいる人々の文化を調べようと自然館で話を聞いたりした。また、実際に生物を調査するために、海辺の生き物観察に取り組んだ。(4・5・6年生)

・芸術鑑賞会で地域の方を招き、東浜音頭、麒麟獅子舞の鑑賞や体験活動を行った。(全校)

来年度の活動計画

2025(令和7)年度も引き続き、生活科や総合的な学習の時間を中心に、子どもたち自身の学びたい、知りたいという思いをもとに行っていく。1・2年生は身近な自然や地域の方とふれ合う学習、3年生は岩美町内の高校生との手話交流や車いすバスケットボール体験をとおして福祉について学び、4年生は地域の海をテーマとした自然や文化について、5年生は海洋問題を中心とした環境教育、6年生は人権問題や岩美町の行政について学習をしていく予定である。
特別活動のクラブ活動では、地域の伝統芸能、お茶・生け花、卓球において地域の方に指導していただき、交流を深める場とする。その他、栄養教諭による年間を通じた食育指導や、地域の方と協力して行うサケの孵化と稚魚の飼育、放流、町の人権教育施策についての学習等を計画している。

過去の活動報告