• がっこうほうじんいくぶんかんゆめがくえん
  • 学校法人郁文館夢学園〔キャンディデート校〕

  • Ikubunkan Institute of Education
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育

所在地 〒113-0023 文京区向丘 2-19-1
電話番号 03-3828-2206
ホームページ https://www.ikubunkan.ed.jp/
加盟年 -

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 環境, 文化多様性, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

今年度、本校では「夢教育」と「SDGs教育」の融合を軸に、多岐にわたる活動を展開してきました。これらの取り組みは、生徒一人ひとりが自身の夢を追求しながら、持続可能な社会の構築に向けた意識と行動を育むことを目的としています。

夢教育とSDGsの実践

本校では全生徒が「夢手帳」という自身の日々の活動内容を記録する手帳を活用し、日々の学びや行動を振り返る時間を毎日設けています。これにより、生徒たちは自身の夢をSDGsの目標と結びつけ、具体的な行動計画を立てる力を養っています。例えば、「医療を通じて世界中の人々を助けたい」という夢を持つ生徒は、SDGs目標3(すべての人に健康と福祉を)に関連した探究活動を計画的に行い、文化祭でその成果を発表しました。また、「環境に優しい建築物を設計する」という夢を持つ生徒は、SDGs目標11(住み続けられるまちづくりを)や目標13(気候変動に具体的な対策を)に基づいたプロジェクトを夢手帳を活用し、日々自身の活動内容を振り返りながら計画的に地域と協働して進めています。

ESD研修と教員の成長

教職員向けには、本校のESD指導校である創価大学の支援のもと、ESD授業実践のための研修を実施しました。今年度は若手社会科教員が中心となり、ESDをテーマにした授業の実施と成果報告を行いました。この研修では、リフレクションの手法を取り入れ、生徒の学びの変容を見取る重要性についての意識を高めました。これらの取り組みは、次年度以降、全教科へと広げる予定です。

国際交流と異文化理解

今年度、本校はASPnetネットワークを活用し、国内外の学校との連携を強化しました。バングラデシュにある姉妹校「ナラヤンクル・ドリーム・モデル・ハイスクール」とのSDGsをテーマにしたオンライン交流を定期的に実施しました。また、3月には希望者による現地訪問を行い、生徒たちは教育格差や環境問題についての理解を深めました。さらに、アメリカやニュージーランドの交流団体を本校に迎え、特別授業や異文化交流を通じて、SDGsを軸とした国際的な視点を育む機会を提供しました。

夢共創ラボの活用

今年1月には「夢共創ラボ」を設置し、校内外に本校のSDGsに関する取り組みを発信しています。夢共創ラボでは、SDGs weekの活動報告や、生徒たちの学びを展示するスペースを提供し、全校コミュニティが日常的にSDGsを意識できる環境を整備しました。このスペースは、ESDやSDGsに関する情報共有の場として機能し、生徒・教職員・保護者の意識向上に貢献しています。

来年度の活動計画

1. 夢教育とSDGs実践の強化

  • 夢教育×SDGs: 全教科でSDGsとの関連を深めるカリキュラムを導入します。各生徒が自身の夢をSDGs目標と結びつけ、行動計画を具体化するサポートを拡充します。
  • 地域連携プロジェクト: 生徒が地域社会と協働してプロジェクトを推進する機会を増やします。

2. ESD研修の全教科拡大

  • 教員の専門性向上: 今年度創価大学と協働したESD研修を全教科に拡大し、各教科でESDの取り組みについて外部大学と連携しながら進めていける仕組み作りを目指します。
  • 教科横断型カリキュラム: 各教科でSDGs視点を取り入れた学びを設計し、教科間の連携を強化します。これにより、生徒の課題解決能力をさらに育成します。

3. 国際交流と異文化理解の深化

  • オンライン交流の拡大: 姉妹校であるバングラデシュのナラヤンクル校とのオンライン交流を増やし、SDGsをテーマにした共同プロジェクトを計画します。
  • 受け入れプログラムの充実: 海外交流団体を招き、特別授業や日常的な交流を通じて、生徒が異文化や多様性を学ぶ機会を増やします。

4. 夢共創ラボのさらなる活用

  • SDGs Week: 夢共創ラボを拠点に、生徒が主体的に企画・運営するSDGs Weekを開催します。地域社会や保護者も巻き込む公開イベントの実施について議論を深めます。
  • 成果発表の場の拡充: 生徒のプロジェクト成果を定期的に展示・発表する場を設け、全校で学びを共有する文化を醸成します。

5. 学校全体での「ライフスタイルの変容」推進

  • 持続可能な校内運営: 法人で組織するSDGs会議にてより持続可能な学校運営について議論を深めます。

過去の活動報告