所在地 | 〒290-0215 千葉県市原市土字1481-1 |
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電話番号 | 0436-36-7131 |
ホームページ | https://www.kimigaku-ich.ed.jp/ |
加盟年 | 2010 |
2024年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
1年間を通じて、生徒主体の活発な活動を行うことができた。特に、世界全体の経済、社会及び環境の三側面から持続可能な世界を実現することを目的とした取り組みである「ちばSDGsパートナー」ヘの登録を活かして、県内の企業や団体と協力した活動を広く展開することができた。小さな子供とその保護者を対象として、本校生徒による手遊び、歌、読み聞かせなどの学びの教室を行うなどの、社会福祉協議会との協働イベントのほか、不要となった食料品の回収を呼びかけ、市内のこども食堂へ提供するフードドライブ運動も新たに開始した。さらに、2016年4月の熊本大地震の被災者支援をきっかけに相互交流を続けている熊本国府高校とは、2024年元日に起きた能登半島地震の被災者に向けた共同募金活動を行なった。文化祭では被災した食品工場のお菓子を校内で販売し、その収益金を石川県に寄付する活動を行なった。9月に起きた能登半島での集中豪雨被害を受け、石川県の鵬学園高校のボランティアクラブと連携して、本校保護者と地域住民への呼びかけで集めたタオルを被災した家庭に届けることを行なった。さらに、今年度もUNIQLOの「服のチカラプロジェクト」にも取り組んだ。ポスターや回収箱を作成し、全校生徒及び保護者に協力を呼びかけたほか、併設校の清和大学附属八重原幼稚園(ユネスコスクール)・畑沢幼稚園・金田幼稚園の保護者会にも協力を呼びかけたところ、段ボール16箱分の子供服を寄贈することができた。何百枚もある子供服を仕分ける作業を1年生や留学生が懸命に取り組み、達成感を得ることができた。このほかに、本年度は市原市、市原市国際交流協会、市原ロータリークラブ、千葉県ユニセフ協会主催の行事にボランティアとして参加する機会を多くいただき、他のボランティアの方々と一緒に活動することで、学びの機会が多くあった。国際交流及び国際理解については、ようやく充実した1年を過ごすことができた。Global Leader Course2年生のベトナム国外研修、希望生徒参加によるオーストラリアの姉妹校でのホームステイ研修、さらにはTokyo Global Gatewayでの1日英語研修、福島県British Hillsでの短期宿泊研修が実施され、生徒一人ひとりの表情に明るさが戻ったように感じられた。また、9月には姉妹校から24名の生徒が来校し、11月には2名の生徒が来日して約1ヶ月のホームステイを行なった。1月からは3ヶ月間、本校生徒2名が中期留学をオーストラリアの姉妹校で行うなどの活発な交流が行われた。ブータン、エジプト、台湾からのゲストも多く来校し、生徒にとって多くの「気づき」と「学び」、そして「行動」へとつながる貴重な経験をすることができた。
来年度の活動計画
Global Leader Course(グローバルリーダーコース)及び国際ロータリークラブが提唱するインターアクトクラブの生徒を中心に、生徒発案による企画と実施を中心とした活動に積極的に取り組み、全校生徒や保護者、さらには地域と協働できるようにしていきたい。「マーブルクレヨンの途上国への支援」「使用済み切手回収」「書き損ハガキ回収」「使用済みコンタクトレンズケース回収」「使用済みカイロ回収」「エコキャップ回収」などについても取り組みを継続し、全校生徒が小さなことでもボランティアに参加できるきっかけを作りたい。また、市原市や地域において活動するボランティア団体との協働をさらに充実させて、環境保護や地域活性化につながる新たなプロジェクトにも挑戦したいと考えている。