所在地 | 〒068-0818 岩見沢市並木町1-5 |
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電話番号 | 0126-22-0130 |
ホームページ | http://www.iwamizawanougyou.hokkaido-c.ed.jp/ |
加盟年 | - |
2024年度活動報告
文化多様性, 国際理解, 持続可能な生産と消費
岩見沢市を含む空知地方は花卉栽培の一大産地であることから、本校生活科学科では、花の需要拡大や地域振興を目的に、2021年度より産学官連携事業「花あるあるプロジェクト」を行っています。本校で生産した花を実際の店舗へ流通販売まで一貫して学び、生産現場から最終的に商品になるまでの過程を考えられる力を身につけることができるようになりました。品質の向上はもちろん、「売れる花」にするための販売戦略、ロスの削減などを包括的に学ぶことで、持続可能な生産や消費に対する意識が醸成されます。
また、花を通じた交流活動の一環として、フランスの高校生と日仏の草花の活用方法や先進的な装飾技術、消費傾向の違いなどを含めた「日仏農業教育連携」を行っている。4回のオンライン交流の中で学校・学科紹介を行った他、時差や趣味などについて質問しあうなど活発な交流がみられました。この活動をきっかけに、フランスから農業関係者団体の受け入れを行い、英語で学校案内を行いました。次年度以降、オンライン交流を行った高校が本校を訪問する予定なので、充実した交流会にできるよう準備を進めていきたいです。
さらに、今年度は初めて国際デーを意識した取り組みを行いました。生徒会で毎年行っている「いじめを考える日」に「ネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デー」を導入しました。生徒自らが出演する動画を放映し、いじめや暴力について考えさせる機会を設けました。また、同時に「戦争と武力紛争による環境搾取防止のための国際デー」や「平和と開発のための世界科学デー」についても紹介し、後日、ウクライナ支援や能登地震義援金の募金活動を行う運びとなりました。
来年度の活動計画
1 SDGsと農業の関わりを考える
各学科で現在行っているプロジェクト活動をSDGsゴールに当てはめ、日ごろの農業学習がSDGs達成にどのように貢献しているかを実感させ、社会参画の意識を育てていきたいと考えている。
2 外部連携の充実
上記達成のために外部講師の活用や、交流活動を積極的に行い、言語活動の充実や社会性を身につける機会を多く設けたいと考えている。
3 国際感覚の醸成
現在行っている、岩見沢市とアメリカアイダホ州ポカテロ市との相互交流や日仏農業教育連携の継続はもちろん、JICAとの連携や本スクールのつながりをとおしてさらに国際交流を充実させたいと考えている。