2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 減災・防災

 本校は,『「相手のために」という意識を持ち行動できる生徒の育成』を活動テーマとしている。ESDを生徒が身近な課題に取り組み,課題解決のための行動を起こすことにより,新たな価値観や能力を身に付けることを目指す学習と捉えている。ESDの実践を通して,地域の一員としての自覚を持って,学校・地域での様々な活動に貢献しようとする態度,異文化交流を通して我が国の良さを再認識し,国際的な視野に立った見方・考え方を身に付けさせることを目標とした。具体的には,知識・技能を身に付ける活動,考えを深める活動,実践的な態度を育む活動を柱に,①国際理解教育に関わる活動,②防災教育に関わる活動を行った。

①国際理解教育に関わる活動

 2学年で7月と10月に国際理解教育を実施した。7月は宮城県国際化協会より6名の外国人講師を派遣していただき,それぞれの母国の文化や生活についての講演を通して,異文化交流を行った。また,10月にはみやぎ観光復興支援センターの斡旋により,台湾の高雄市より中学生6名を招き,2学年の英語科と保健体育科への授業参加を通して交流活動を実施した。

②防災教育に関わる活動

 11月に実施された富谷市総合防災訓練に生徒全員が参加し,学区内の各地域において避難所の運営や炊き出しの手伝いなどに取り組んだ。これにあわせて,事前に地域別の生徒会を実施し,地域での清掃活動や奉仕活動を通して,地域の一員としての自覚を高めさせた。また,1学年で地域活動を行い,地域の方と清掃活動を行ったり,地域の課題などの話をうかがったりする活動を通して,地域の一員としての自分の役割について考える機会を持った。

来年度の活動計画

平成31年度も『「相手のために」という意識を持ち行動できる生徒の育成』を活動テーマとして,ESDに取り組み,持続可能な社会の担い手に必要な資質・能力と態度を身に付けさせることを目指す。①国際理解教育に関わる活動では,6月に台湾の中学生10名程度を招き,2学年との授業などを通した異文化交流を行う予定である。②防災教育に関わる活動では,1学年で地域活動,全学年で地域奉仕活動と地域防災訓練を実施し,地域に貢献しようとする人材の育成を目指し,活動する予定である。