2023年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 減災・防災, 環境, 人権, その他の関連分野
本校では、「豊かな心をもち、たくましく生きる子〜夢をもって前へ〜」を教育目標として,ESDを自らの問題として捉え,ESDの実践を通して,課題解決に向けて自らの考えと行動を振り返る力と伝統を重んじ発信していく力の育成を目標とした。具体的には,地域,自然,人権を柱に,①歴史や伝統に関わる学習②自然や環境に関わる学習③人権に関わる学習を行った。
①歴史や伝統文化に関わる学習
【3年生】「ふるさと広幡」
地域を探検したり,公民館長さんのお話を聞いたりして地域の様子を知るとともに,地域の方とのコミュニケーションを深める活動を工夫して行った。
【4年生】「広幡地域と水との関わり」
現在の広幡地区の利水について,実際に地域を探検し,水との関わりを理解した。また,水害の歴史を学習し,先人の営みを実感した。また,学んだことをプレゼンを使ってまとめ発表した。
【6年生】「ふるさと広幡の歴史を学ぶ」
地域の偉人である国学者「田中道麿翁」について,調べたことを新聞にまとめ掲示し,「ふるさとオリエンテーリング」や総合発表会で保護者や下学年の前で発表した。また、短歌を作って色紙に書き,公民館に掲示した。
【5・6年生】「稲作体験」
地域の方に教えていただきながら,6月に田植え体験を,10月に稲刈り体験を行い,米の収穫をした。米作りの大変さと食への感謝を実感できる貴重な体験となった。その体験をもとに,「稲作感謝の会」を行い,協力していただいた地域の方々に感謝の気持ちを伝えた。
【全校】「ふるさとオリエンテーリング」
縦割り班で地域の史跡を巡ったり,各学年が生活科やふるさと学習で学んだことを決められたポイントで説明したりする活動を通して,ふるさと広幡への理解を深めた。3年間で校区が全て回れるように,毎年場所を変えて行っており,今回は大跡・口ヶ島方面をまわった。
②自然や環境に関わる学習
【1年生】「広幡の自然となかよし」
学校周辺や地域の公園,神社などに出かけ,季節の自然のお気に入りを探したり,自然を生かした遊びを工夫し,園児と交流したりするなど,自然を生かした遊びを自分たちの生活に取り入れた。
【2年生】「ぼく・わたしのまちじまん」
学校周辺の川に出かけ,住んでいる生き物の採集や観察を行った。自分で見つけた生き物をみんなに紹介しながら,広幡地区の自然の豊かさに触れた。
【5年生】「広幡の自然に学ぶ」
天然記念物ハリヨのすむ池の管理,清掃を行いながら,ハリヨの生態を観察し,広幡地区の豊かな自然を知り,それを守ろうとする心を育てる活動をした。
【全校】「ピカリーン活動」
自分たちが住んでいる地域を,自分たちできれいにしようと環境美化委員会が呼びかけ,清掃活動を行った。神社や公園,公民館の周りなどの活動場所と取組内容を決め,ピカリーン活動を行った。
③人権に関わる学習
人権福祉委員会が中心となり,人権に対する意識を高めるねらいで「ひびきあい集会」を行った。自分たちの生活を見つめ直し,各学級の課題について取組を行い,その成果を発表した。
来年度の活動計画
【全校】広幡音頭、広幡ふるさとオリエンテーリング、ボランティア活動
・地域の方に踊りを教えていただき、運動会で一緒に踊る。
・各学年のふるさと学習で学んだことを説明しながら、異学年グループでオリエンテーリングを行う。
・自分の住んでいる地区を清掃するピカリーン活動を行う。