2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

人権

 本校は、創立以来「みんな仲良し」を心の基盤とし、校風の樹立を図ってきている。その心を継承して人権教育を基盤としてた教育活動を推進し、「子どもたちの夢や願いを大切にし、その実現に向け努力する姿を認め、励まし、支える学校の創造」を目指し、一人一人の違いや良さを認め合いながら、温かい人間関係を育む教育を実践してきている。
具体的には、①児童一人一人の思いや願い、悩みや不安、つまづきを把握し気づくことのできる教師、「学び合いを」を通して「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業の実践、②認め合い、支え合い、励まし合える望ましい集団づくりの実践、③保護者、地域との連携・協働の実践に努めた。
①については、特に算数(コース別学習、TT学習)、家庭科の授業を通して、「児童一人一人の学習習得状況を把握し、分かる授業、「学び合い」を通して「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業の実践を目指し、教師の授業力向上に努めた。また、養護教諭を中心に、差別や偏見のない社会を目指す感染症に関する道徳の授業実践を全学級で行った。
②、③については、学校・保護者・地域が合同で行う本校の行事の柱である「なかよしジャンボリー」の実施である。コロナ感染症予防のため地域の方々の参加は叶わなかったが、今年度は規模と内容を工夫し、児童と職員、保護者で協力し実施した。企画から運営までを児童が中心となって活動を進めることによって、思いやりの心や他者を理解する心が育まれた。また、人権週間に合わせて、全児童が人権標語や人権作文を書くことを通して人権意識を高めたり、特別支援学級担任が、全学級で「特別支援教育」についての理解を深める出前授業を行った。
コロナ感染症予防のため、希薄になりがちな地域とのつながりを保つため、「学校だより」、「ブログ」等を通してより学校の様子の発信を心掛けたり、あいさつ運動の推進をしたりしている。

 

来年度の活動計画

 本校がユネスコスクールの加盟・承認を受け、来年度が10年目となる。その間一貫して、ユネスコスクールのテーマである「人権」を本校の学校教育課題とし、日々教育活動を行ってきた。教師は「学びに向かう心を育み、認め合いながら粘り強く取り組もうとする児童の育成」と「一人一人の違いやよさを認め合えるよりよい人間関係を育む」ことを目指していく。2022年度は、今年度の反省を踏まえ、全職員の共通理解のもと、以下の教育実践に取り組んでいきたい。
①児童の思いや不安等を把握し、わかる授業、認め合える授業の実践
②認め合い、支え合い、励まし合える望ましい集団づくりの実践
③保護者、地域との連携・協働、支え合える関係づくり