所在地 | 〒039-4222 青森県下北郡東通村砂子又沢内9-4 |
---|---|
電話番号 | 0175-48-2600 |
ホームページ | |
加盟年 | 2017 |
2024年度活動報告
世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解
本校は、まず長年「国際理解教育」を学習の題材として取り上げ、実践的コミュニケーション力の育成を中心に取り組んだ。村の教育重点の1つとして、村費講師でALTと英語専科の教員を配置(常勤)し、村独自の英語教育を展開している。隣接するこども園にも出向いて、英語の学習をし、幼少期から少しずつ親しんできた英語力を引き継いで、小学1年生から6年生まで系統的な指導をする中で、国際理解教育や実践的コミュニケーション能力の育成を図るための指導の充実を目指している。その英語教育において、主体的・対話的で深い学びの育成を目指した実践を通して、積極的に世界とつながっていこうとする姿勢を育んでいきたい。月ごとに英語圏の国の文化や出来事を紹介する掲示物が多く見られ、興味がある写真や絵を通して、英語に親しみやすい環境づくりにも工夫をしている。
主な活動として、英語を使って店員役の教職員と会話をしながら、買い物体験をおこなったり、自分が選んだ題材の英文を英語スピーチのかたちで発表したり、中学校教員が高学年の英語に携わっての実践的な英語のコミュニケーション活動、また中学校で行われる語学研修に参加するために積極的に検定試験に挑戦するなどをおこなった。
もう一つは、東通村は下北ジオパークの一つとして認定されており、「東通科」として村内に点在しているジオサイトをめぐりながら、灯台などの施設や地層、砂丘などの自然遺産の存在を知り、知識を深めている。また学校の活動ではないが、各地域の子供会などで無形民俗文化財である能舞や踊りを継承し、後世へつなげる取り組みをおこなっており、村内で発表会がおこなわれる予定である。
来年度の活動計画
来年度も継続して5・6年生の児童における英語スピーチや買い物体験などをおこない、それに対する評価をいただいて振り返りや交流等を行う予定である。子供たちが主体的に英語でのコミュニケーション活動に取り組むことができるようにするための指導を継続していくとともに、人とのコミュニケーションの重要性や楽しさを体感させられるような指導を進めていきたい。
また、下北ジオパークのジオサイトをめぐりながら、東通村に数多く点在している施設や自然遺産の存在を知り、情報発信や保護活動をおこなっていきたい。加えて、第一次産業の体験学習もおこなっているので、その活動を通して「自然や環境、生産と消費」という分野の学習にもつなげていきたいと考えている。