所在地 | 〒487-8501 愛知県春日井市松本町1105番地 |
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電話番号 | 0568-51-1115 |
ホームページ | https://www.haruhigaoka.ed.jp/junior/ |
加盟年 | 2015 |
2024年度活動報告
国際理解
⓪ はじめに
本校は「不言実行 あてになる人間」を建学の精神に掲げ、実行力があり、人から信頼され、社会における役割を果たせる人間の育成、平和で持続可能な世界の実現に貢献し文化の多様性を尊重することを目指している。今後、グローバル化のさらなる進展は疑いなく、自ら考え、地域の企業や団体、海外の提携校、国際機関などとも協働し将来国際的に活躍できる人材の育成を目標としている。
具体的には、①持続可能な開発の理解、②国際(異文化)理解・多文化共生に関わる学習を行っている。100名を超える生徒のホームステイや教員間友好を深め、カナダ姉妹校との強い絆を結びつけることが本年度の最重要の目標である。
① 持続可能な開発の理解
〈総合学習〉
興味関心がある内容から研究内容を決定し、年間を通して実験や調べ学習を行った。この活動では、中部大学と連携をして大学図書館を利用したり、大学教授に助言をいただき活動に取り組んだ。その中間発表として、9月に開催される啓明祭(学校祭)では、来校された学生や保護者、外部からの来客に向けて研究内容を中間報告し、さらに12月には全校生徒向けに1年の研究成果を発表した。授業として確保されている時間以外にも、自ら調べている様子などが見られ、学びが深いものとなった。
② 国際(異文化)理解・多文化共生
〈校内研修・宿泊研修〉
(1)7月31日~8月2日にEnglish Summer Camp(第3学年)、11月(第2学年)・3月(第1学年)にEnglish Seminarを実施(予定)
毎年、第3学年の生徒は、翌年の2月に実施されるカナダ語学研修を目標に掲げ、国際理解や多文化共生が深まる活動を行っている。英会話のスキル向上を目指すだけでなく、様々な国籍の講師の方と直接話す機会を経て、文化や習慣の違いを理解した。また、日本文化や地元の愛知県や春日井市の良さを英語で発信できるように、生徒は3日間にわたり外国人講師と共に話し合い、第1、第2学年でも1日間の同様の機会を設け、3年間を通して、異文化理解、英語表現力の向上を目指している。
(2)カナダの姉妹校(グレンローザ・ミドル・スクールおよびコンスタブル・ニールブルース・ミドルスクール)との文化交流
11月5日~10日には翌年2月に訪問するカナダ姉妹校から4名の留学生が来校した。来校初日には体育館で、和太鼓やダンス部、吹奏楽部の演奏で歓迎会を実施した。約1週間の滞在期間中は、通常の授業に参加したり、文化交流会を行ったりした。文化交流会は念入りに事前準備を行い、相互理解や友情を深めるため、工夫を凝らしたアクティビティを実施した。具体的には生徒が班ごとに分かれ、「日本の伝統的な遊び(コマ回し・おはじき・将棋・けん玉・はないちもんめ)」や「書道体験」など日本独自の伝統・文化を披露し、留学生に体験した。事前準備は、当日の活動を円滑に進めるために重要であることや日本文化を改めて、体験することで自国についての理解も深めることができた。
・第3学年生徒全員が、クリスマスカードを作成し、2月のホームステイに向け、訪問先の姉妹校の生徒に郵送した。
(3)2月19日~26日に実施されるカナダ語学研修旅行
2月下旬に実施されるカナダ語学研修に向けて中学校生活3年間の集大成であることを念頭に置き、生徒一人ひとりが、高い意識をもって準備を進めている。
・英会話や文化交流はもちろん、自分の将来就きたい職業についての進路探究
・カナダ研修2日目に予定されているアセンブリーで和太鼓、盆踊り、ソーラン節など日本文化の紹介や、「カナダ国歌」「ふるさと」の合唱
・5泊のホームステイをさせていただく家庭に向けて日本食
・タブレットやsketch bookを利用した自己紹介プレゼンなどを準備している。
事前に学習した内容と、カナダ語学研修中のバンクーバー班別研修での現地交流やホームスティ中のインタビューなどから得られた情報をもとに考察をし、研修記としてまとめる予定である。
来年度の活動計画
来年度の活動計画
1 8月初旬 English Summer Campの実施(第3学年)
2 11月(第2学年)・2月(第1学年)English Seminarの実施
3 11月 カナダ姉妹校からの留学生来校による異文化交流
4 2月 第3学年のカナダ語学研修
〈目的〉
(1)中学校生活の国際理解の総まとめとして、カナダ語学研修を位置づける。
(2)カナダでのグループ研修やホームステイを通して、自国との相違を発見し、異国および異文化への理解を深める。
(3)カナダの人々の生活や文化に接し、国際感覚を育て、国際的視野を持つ。
(4)姉妹校との交流により、有効を深め、末永く交流できる多くの友人をつくる。
〈準備と研修中の活動〉
(1)生徒各自が、以下のことに取り組む。
・個人の研究テーマを設定し、テーマに基づいて日本に関する現状を調査する。テーマに基づいてカナダで調査を行い、共通点・相違点をまとめ理由を考察する。
・研修班ごとにテーマを設定し、テーマに基づいて日本に関する現状を調査する。テーマに基づいてカナダで調査を行い、共通点・相違点をまとめ理由を考察する。
・E-mailやクリスマスカードなどで交流をはかる。
・日本文化の浸透を目的とし、日本古来の伝統的なお土産を作成する。
・現地で和太鼓など日本文化を披露する。
・カナダ語学研修のまとめを「研修記」として発行する。
(2)教科や特別活動・個別などの時間を利用して、カナダについて事前学習をする。
〈研究のまとめ、発表会〉
(1)日本とカナダの類似点や相違点を発表する。
(2)ホームステイ中に話し合ったテーマについて発表する。
(3)多文化が共生するために、今後の持続発展社会に向けて何が必要だと考えるか、また、自分はどのようなことができるかを提言としてまとめる。