所在地 | 〒930-0887 富山県富山市五福4431-2 |
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電話番号 | 076-432-4786 |
ホームページ | http://swa.toyama-city-ed.jp/weblog/index.php?id=toyama008 |
加盟年 | 2010 |
2024年度活動報告
生物多様性, 海洋, 環境, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困
本校は、「自立と共生」を学校理念とし、ESDを重点事項と捉え、自ら進んで「ひと・もの・こと」に関わり、地域の自然や社会と人々についての探求的な学習の実践を通して広い視野で考え、見通しをもって課題を解決する力の育成を目標とした。具体的には、生活科、総合的な学習の時間を柱に、①自然・生命・環境に関わる活動 ②地域文化に関わる学習 ③持続可能な社会を目指すことに関わる学習を行った。全学年において、共生社会でよりよく生きる力の獲得を目指し、学校生活における諸問題を自ら見いだし、解決方法についてよりよい合意形成や意思決定ができるように話合いを重ねながら、様々な活動を進めてきた。その中で、他者理解を深め、違いを認め合いながら、よりよい集団・社会をつくるために協力していく大切さを学び、その実践力を伸ばした。
①自然・生命・環境に関わる活動
4年生は、地球上の環境問題について調べて発表する活動を通して、自分たちの生活と地球の環境問題が関係していることに気付いた。その後、身近な生活の中から二酸化炭素の増加を食い止める活動に取り組んだり、自分たちの生活で取り組めることを考えたりした。子供たちは、実践を振り返り、改善し、また実践に生かすというサイクルで取り組み、活動を継続することができた。
5年生は、呉羽丘陵の探検を通して、身近な自然への興味・関心や疑問をもち、呉羽丘陵について調べたいことを決定して調査活動を行った。また、環境の保全を図る活動に取り組んでいるNPO法人の方々に呉羽丘陵の自然や歴史について教わったり、竹林伐採に関わる人々の思いにふれたりした。その中で子供たちは、呉羽丘陵を守っていくために自分たちにできることをしていこうと考え、全校に呼びかける活動を行った。
②地域文化に関わる学習
3年生は、「わがまち 五福~かがやきを発見しよう~」として、地域に住む方々のすてきなところを調べる活動を行った。交通安全ボランティアの方、まちの喫茶店を営む方等、一人一人の子供がまちのすてきだと思う方に取材し、そのよさを発見した。活動後に、五福のすてきをまとめた発表会をし、学びを伝えることができた。さらに、地域におられる農家の方や昆虫に詳しい方にもお話を聞くことを通して、人のよさだけでなく、自然のよさも実感することができた。
③持続可能な社会を目指すことに関わる学習
6年生は、「共に生きる~今、自分たちにできること~」をテーマに活動を行った。最高学年として、下級生の発達段階に留意しながら交流活動の内容について考えるなど、相手意識をもって活動に取り組んだ。SDGs17の目標について調べることを通して、子供一人一人が今自分に何ができるかを考えた。「みんなが心地よい環境をつくるためにごみを減らす」「物を長く大切に使うことを呼びかける」「残食を減らす取組をする」など、それぞれが校内で実践できることに取り組んだ。また、世界の状況に目を向け、世界の困っている人々の助けになる活動について調べ、書き損じはがきの収集や共同募金の募集を行った。
来年度の活動計画
4月 ESDカレンダーの作成 ESD研修会
5月 呉羽丘陵探検(5年)
6月 呉羽丘陵探検(5年) すてきみつけ(3年) ゲストティーチャー講演会(3年、5年) 環境問題調べ(4年)
7月 ESDのあゆみ作成(全学年)
9月 呉羽丘陵探検(5年) 国際理解学習(6年) 環境政策課の方の出前授業(4年)
10月 竹林伐採体験(5年) 呉羽丘陵探検(3年)
11月 ESD公開授業研修会
12月 ESDのあゆみ作成(全学年)
2月 ESD研修のまとめ