所在地 | 〒720-0082 広島県福山市木之庄町6-11-1 |
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電話番号 | 084-922-0085 |
ホームページ | http://www.fukuyamaseishikan-h.hiroshima-c.ed.jp/ |
加盟年 | 2009 |
2024年度活動報告
生物多様性, 気候変動, エネルギー, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 福祉, 健康, 食育, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)
1 「産業社会と人間」 「総合的な探究の時間」に係る学習
(ア)1年次生「プレ探究」
1年次では、最初に、課題研究の意義や基本的な手順の理解に取り組んだ。その後、身近な場面から課題を見出し、その解決に向けた情報収集やデータ整理、提言のための論文作成・研究発表を含めた課題研究の技能を身に付けた。これらの活動を通して、課題解決に向けて主体的に取り組んだ。
(イ)2年次生「誠之ナビ」3年次生「誠之ゼミ」
2年次では、1年次の研究の手法を基に各自の探究のテーマを決め、3年次で行う論文作成のためのデータ収集を行った。
3年次においては、2年次から積み上げたデータを基に、研究を論文にまとめた。
2 「広島大学WWLコンソーシアム構築支援事業」に係る学習
(ア)IDEC-IGS連携プログラム
広島大学の留学生と連携して行う探究活動プログラムに2年次生4名が参加し、県内外の高校生と協働して課題を設定し、研究成果をまとめた。令和6年12月15日に行われた成果発表会で、取り組んできた研究について英語で発表した。留学生のフィードバックにより、より専門的な視点からプレゼンテーション技能を高める機会となった。
(イ)真庭研修
令和6年12月26日~27日
真庭市(岡山県)のバイオマスツアーのプログラムに2年次生2名が参加し、環境問題や地域格差の問題に対する先進的な取組を学んだ。
3 国際交流活動
(ア)姉妹校交流
ノルウェーのアマリエスクラム高校との長期交換留学プログラム(受入れ)を実施した。受入れについては、令和6年8月~令和7年6月の間の10カ月間において、アマリエスクラム高校の生徒1名が、ホームステイをしながら、本校で授業や学校行事に参加し、学習している。また、短期交換留学プログラム(受入れ・派遣)も実施した。受入れについては、アマリエスクラム高校から6名が令和6年10月15日~10月23日の期間において、派遣については、令和6年12月7日~令和6年12月22日の期間において、ホームステイをして、授業交流や校外研修を行った。派遣に際しては、オスロでのノーベル平和賞授賞式のパブリックビューイングや折り鶴イベントなどに参加した。2つのプログラムから、異文化に対する理解を深め、コミュニケーション能力や言語学習に対する意欲を高めることができた。
(イ)国際協力
外国語研究部の生徒によるユネスコ募金活動やパレスチナ女性支援(伝統刺繍製品の販売等)を行った。紛争や貧困により、支援を必要とする地域の現状の一端を知る機会となり、自分にもできることを実践する場となった。
来年度の活動計画
日々の学習で身に付けた知識や技能を基に、社会課題を発見し、解決策を考える教育活動を展開する。身の回りの問題に留まらず、社会に働きかけることのできる力を育成することを目指す。「総合的な探究の時間」「広島大学WWLコンソーシアム構築支援事業」等を中心に、教育活動全体を通して、SDGsの17のゴールの達成を目指す取組を継続する。
世界の動向に目を向け、広い視野で学びを深め、実践することが可能になった。今後も引き続き、グローバルな視点で持続可能な社会を目指すための探究の機会を提供していく。