所在地 | 〒729-0114 広島県福山市柳津町5-2-25 |
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電話番号 | 084-933-4214 |
ホームページ | http://www.edu.city.fukuyama.hiroshima.jp/shou-yanaizu/ |
加盟年 | 2018 |
2024年度活動報告
世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉
今年度も、引き続きSDGsの目標11をターゲットに取組を進めた。地域の特色を生かしながら、「未来につなげたい『ふるさと柳津』」という願いを、総合的な学習の時間を中心に各学年で計画・実行した。変化の激しい時代の中で、これからの『ふるさと柳津』の文化や地域のよさを継承し発展させていく担い手として、自分たちに出来ることや必要な取組を考えた。そして現在、お世話になっている地域の方々と、これからも一緒に住み続けられるようなまちづくりへの意識を高めることができた。
『ふるさと柳津』に住むみんなが、災害に強く持続可能なまちづくりに参加することを目標に、地域の一員として、協働して課題解決に取り組む実践力を高めさせたいと考える。そのため、各学年において、従来からの取組をただ継続していくのではなく、なぜ持続可能な社会について学ぶのか、そして、何をどのように学ぶのかを考えさせることからスタートした。その上で広島県の作成した「ひろしまマイタイムライン」を利用し、各学年において、災害が発生した時の家族の行動について家庭で話し合う学習を取り入れた。また、防災について調べたことを、授業参観などを利用し保護者に伝えるなど相手意識を持った学習を進めていくことができた。
第3学年は、「地域の安全」をテーマに「安全な生活」の視点で学びを進めた。社会科の町探検や消防・警察の働き、地域のコミュニティの活動の学習から、自分たちも安全なまちづくりに貢献できることはないか話し合った。そして、自分たちが地域の大切な宝として守られていることをボランティアさんとの触れ合いの中で知り、地域の人々から支えられるだけでなく、自分たちが地域にできることは何かを考えた。
第4学年は、「福祉」をテーマに「住みよいまち」の視点で学びを進めた。障害のある人、小さな子ども、高齢者などそれぞれの立場で見たときに、「住みよいまち」とはどんなまちなのかを考えることを通して、みんなで共生する気持ちが必要だと学んだ。
第5学年は「防災」をテーマに、「命を守る」の視点で学びを進めた。地域について調べたり、聞き取りを行ったりした。危険なところや安全なところについて調べ、自分たちの住んでいるまちの実態を知り、自分たちの周りの人々の命を守る方法を考えた。また、自分たちの町のことや災害時に身を守る方法について調べたことや考えたことを発信した。
第6学年は「地域の文化」をテーマに、「文化の継承」の視点で学びを進めた。地域に伝わる「胴鉦踊り・神楽」を継承していくために自分たちがどうしたらよいかを考えた。実際に「胴鉦踊り・神楽」を地域ボランティアの方々に教えていただき、自分たちが学ぶことで、地域に伝わる伝統を継承していくことの意味を考え、地域の文化を継承する担い手であることを実感していった。そして、発表会で、下級生や保護者、地域の方に披露し、地域に伝わる「胴鉦踊り・神楽」を伝えることができた。
来年度の活動計画
今年度と同様に、SDGs目標11をターゲットとし、地域の特色を生かしながら、協働して課題解決に取り組んでいきたい。学校を支えてくださる多くの方々への感謝の気持ちと、自分たちに出来ることを考えさせて行動化させていきたい。タブレット端末を使っての他校との交流活動や、追究活動の工夫をしながら、地域の人との関わりをより深め、持続可能なまちづくりに参画しようとする意欲や実践力を高めさせていきたい。