- わかやましりつふっこぎむきょういくがっこう
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和歌山市立伏虎義務教育学校
- Wakayama Municipal Fukko Compulsory Education School
- 種別義務教育学校または小中/小中高一貫校等 地区近畿地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒640-8047 和歌山県和歌山市鷺ノ森南ノ丁1 |
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電話番号 | 073-435-5115 |
ホームページ | https://www.wakayama-wky.ed.jp/fukko/ |
加盟年 | 1965 |
2024年度活動報告
減災・防災, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権
本校は、「心豊かで、自ら学び、夢と希望を持ってたくましく生きる」を学校理念として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野とかかわりながら『自ら問い、自ら考える子どもを育てる小中一貫教育の在り方~批判的思考を通した自己表現~』を重点目標に据え、日々実践を続けている。
6月にアメリカのベイカースフィールド市から高校生ら約20名が来校した。6年生は、まず和歌山市の魅力を英語で紹介した。その後、けん玉やだるま落とし、なわとびなど日本の昔遊びを英語で説明し、一緒に体を動かしながら交流した。その際、なわとびのやり方や回し方が日本とアメリカで違うことを児童は知ることができた。交流会の最後には「翼をください」を歌った。交流した児童は、練習した英語にジェスチャーを交えながら一生懸命伝えようとしていた。交流後の感想では、「思ったより伝わった。」や「難しかったけど、英語をもっと話せるようになりたいと思った。」など意欲的な意見がたくさん出てきた。
7年生は、すごろくゲームを通して簡単な自己紹介をしたあと、平和を祈りながら折り鶴を折った。生徒は、毎授業で簡単な受け答えの練習をしていたので、すごろくに書かれたテーマであれば、何度か会話を続けることができた。いざ、折り鶴を折る時間になると、フリートークとなるため、なかなか会話が続かなかったり、英語が聞き取れなかったりと苦戦していたが、自分なりに諦めずに英語を伝えていた。文法が完璧でなくても伝わることを実感し、伝える楽しさを学んだ良い機会となった。また日本の文化を説明することで、海外の文化と比較できる視点を持つことができた。
7年生は、台湾嘉義市の文雅(Wen Ya)小学校の6年生と2学期から交流を始めた。まず学習した文法事項を使い、簡単な自己紹介カードを互いに送り合った。その後、オンラインでそれぞれの地域や学校の特徴を英語で説明した。また「もしも世界が100人の村だったら」の群読を英語を交えて披露し、交流を深めることができた。今後は、文化的な交流を進めるとともに、SDGsの取り組みなどを協力して行っていく予定である。これからも、台湾やアメリカ合衆国などと交流を通じて、互いの文化について理解を深め、互いの文化を尊重し、異なる文化を持った人々と共に生きていこうという心を育てていきたい。
11月5日「世界津波の日」に合わせて、地震と津波を想定した避難訓練を実施した。児童生徒は地震が起きたときの行動(シェイクアウト訓練)や避難するときの心構えを確認し、主体的に一時避難行動をとることができた。
来年度の活動計画
○人権・平和にかかわる学習の実施
・「和歌山県の移民」をテーマに学習する。
・「和歌山大空襲」について学習する。
○持続可能な開発・持続可能なライフスタイル
・SDGsの取り組みを中心に学習する。
・職場体験を行う。
○国際理解・文化多様性
・台湾にある嘉儀市文雅小学校、カナダのリッチモンド市やアメリカのベイカースフィールド市との交流を深める。