• ほっかいどうえんがるこうこう
  • 北海道遠軽高等学校

  • Hokkaido Engaru High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解

所在地 〒099-2676 北海道紋別郡遠軽町南町1
電話番号 0158-42-2676
ホームページ http://www.engaru.hokkaido-c.ed.jp/
加盟年 2011

2024年度活動報告

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 福祉, 持続可能な生産と消費, ジオパーク

本校では「主体的に学びに向かい、必要な情報を判断し、知識を深め能力を伸ばし、自己の人生を切り拓くことができる生徒を育てる」という学校教育目標の下で、ESDを「個の尊重・豊かな人間形成・心のふれあいを大切にする教育」と捉え、ESDの実践を通して生徒の主体性の伸長を図ってきた。

具体的には①国際理解、②SDGs、③学習支援、④地域の歴史文化、に係わる教育を実施した。

 

①国際理解に係わる教育

・湧別町カナダ派遣

遠軽町の隣町である湧別町と提携し、本校から1名、2週間のカナダ留学へ参加した。様々なイベントや地域活動等を通じて現地の人々と交流し、生活や文化の違いを体験することで国際理解への見識を深めた。また、帰国後は活動報告等を行い、校内や町内の人たちの国際理解への関心を高められた。

・道教委事業「Hokkaido Study Abroad Program」

道内大学の留学生との相互交流や、道内大学での講義などを受講する高大連携事業に本校生徒2名が参加し、国際理解の促進と進学意欲の向上をさせることができた。

 

②SDGsに係わる教育

・総合的な探究の時間

持続可能な開発及び持続可能なライフスタイルの分野を通した「探究する力」の育成を目標に、地域企業と連携し探究活動を行った。1年次では「考え方」と「実現力」の理解を深め、遠軽町に関する動画作成に取り組んだ。2年次では前年度の活動を踏まえて「企画力」に重点を置き、地域の課題解決に向けた事業を企画・プレゼンをした。両年次とも多角的に物事を観る力、持続可能性の大切さを育むことが出来た。

・フードバンク活動

「遠軽町フードロスの会」と連携し、月に一度の町民へ無料で食事を提供するボランティア活動に参加した。会場設営や食事の提供、食器洗いや後片付けなどの活動を毎月行い、町民との交流を通してコミュニケーション能力を培うとともに、地域のフードロス活動に貢献した。

 

③学習支援

・小中高ピアサポート

地域の小中学校で開催されている学習会に生徒が参加し、小中学生への学習支援を行った。小中学生に「支える・教える」立場でふれ合うことを通じて、コミュニケーションスキルや自己認識を高めることができた。

・特別支援学校での共同学習

紋別養護学校ひまわり学園分校との交流事業を行った。生徒は養護学校の役割を学び、実際に通う生徒との交流を通じ、社会福祉の重要性や豊かな人間性を育むことが出来た。

 

  • 地域の歴史文化に係わる教育

本校で実施している「ふるさと学」の講演において、地域の地質遺産保全プログラムであるジオパークと連携し、遠軽町の歴史・文化・自然環境等の講演会を行った。ジオパークでの巡検や講座を通し、オホーツク沿岸地域及び遠軽町について見識を深めることができた。

来年度の活動計画

(1)次のような教育活動を通して、本校生徒の主体性・協調性・自己肯定感・人を思いやる姿勢を育む。

異校種連携事業(高大連携事業)

防犯協力ボランティア

留学生受け入れ・派遣

社会福祉協議会との連携(イベント運営、共同募金運動)

町のゴミ拾い

インターンシップ(町コスモス園除草作業等)

障がい者入所施設イベント運営補助

特別支援学校での共同学習

主権者教育講座/人権擁護講座

地域イベント運営補助

 

(2)各種大会や研修会等に参加し、情報収集を行い生徒に還元できる活動を考察する

ユネスコスクール全国大会への参加

過去の活動報告