• ならきょういくだいがくふぞくしょうがっこう
  • 奈良教育大学附属小学校

  • Elementary School, Nara University of Education
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 国際理解, 平和, 人権

所在地 〒630-8301 奈良市高畑町(番地なし)
電話番号 0742-27-9281
ホームページ https://www.nara-edu.ac.jp/ES/index.htm
加盟年 2014

2024年度活動報告

活動分野

文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

 本校は、真理・真実を追求する人間的自立」を学校理念として、ESD人類が人権や平和の概念を核としてとらえ、実践を通して人類自らが平和で持続可能な国際社会を守り育てる力の育成を目標した。具体的は、国際理解、人権・平和、持続可能な生産と消費をに、 1平和にかかわる学習、2持続可能な生産と消費にかかわる学習を行った。 

1平和にかかわる学習 

6年生が修学旅行として広島赴き、事前に学習した原子爆弾の3の被害について平和公園の他、陸軍被服支廠や街の様々ところに残る爪痕から原爆の威力を、事実を通して学んだ。 また2人の被爆者に講話いただき、被害の実相を直接聞き取る学習も行っ旅行後は、全校集会やたてわりグループ集会行い、 6年生一人一人が1年生から5年生に伝える取組を行った。 また、平和をより自分の身近なものとするために、大阪の平和ミュージアムを見学し、戦時中の小学生のくらしを詳しく学んだ。さらに、15年戦争の被害と植民地・占領地への加害について詳しく知るために、京都の平和ミュージアムを見学した。これらを通して、児童一人一人が知ったことから、自分の身近な平和とは何かを考え、平和を語り継ぐこと、そして行動に移すことが自分の身の回りの平和をつくり、それらが重なって大きな平和をつくり出す力になることを学んだ。

2持続可能な生産と消費

人々のくらす地域の文化、気候人々知恵が交わり、地域地場産業が見いださ継承されている。本校で、2年では乳牛を育てているU牧場での牛を生活科や図画工作科の学習を通して学んでいる3年では、総合的な学習の時間や社会科の学習を通して、附属自然環境教育センター実習園での米づくりを体験を交え学んでいる4年で、社会科を中心に大和高原のお茶づくり、日本三大美林である吉野杉の育て方を学習し、さらに吉野山地と川上村の林業につなげている。5年では、学校行事として和歌山県那智勝浦町、太地町の漁場や梶取崎を訪れ、漁業について、また、海の生物についての学習をしている。このように、地域自然環境を生かし、人々の知恵と相まって築き上げられた地場の産業の本質性を、現地に行って自分の目で見、話を聞くことによって仕事をする現場、人、道具、製品のつながりを学んいる地域の豊か自然と人々の営みの結びつきの中で構築される文化性は学ぶ価値があり、人の労働が社会の大きな支えになっていること、持続可能な生産と消費なるための取組にどう繋がっていくのかなど、豊かに学ぶことを通して、今後も学びを進めていきたい。 

来年度の活動計画

平和」を 「戦争反対」だけに留めるのではなく自分たちの身近くらし焦点を当てて平和の本質に迫る学習計画する。 平和なくらしの土台にある人権も目向けさせ、「子どもの権利条約」の存在子どもも権利の主体あるという視点、まそれらの権利を守ること平和につながっていることに気づかせる取組を行いたい。また、多様な文化を尊重し世界の人々と手をつないで平和を大切に守り継ぐ態度の育成をめざして、引き続き他者との出会い」 を土台にした取組を進めたい。 さらに、地域の自然環境を生かし、人々の知恵と相まって築き上げられた地場の産業、地域の豊かな自然と人々の営みの結びつきの中で構築される文化などを豊かに学ぶことを通して、持続可能な生産と消費へと学びを深めていきたい。

過去の活動報告