• ちのしりつえいめいちゅうがっこう
  • 茅野市立永明中学校 〔キャンディデート校〕

  • Chino Municipal Eimei Junior High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 食育

所在地 〒391-0002 長野県茅野市 塚原1丁目9番1号
電話番号 0266-72-2364
ホームページ https://www.city.chino.lg.jp/site/eimei-s/
加盟年 -

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 食育

本校は、今年度より永明中学校区(永明小学校、米沢小学校、永明中学校)でめざす子ども像「相手に生きる私」を設定して、施設分離型の小中一貫教育を歩み始めた。「相手に生きる私」はただ何かを相手からしてもらうとか、何かをしてあげるというものではない、もっと崇高な理念をイメージしている。例えば、学校の友だち、異年齢の友だちとの協働的な活動や地域の方とともに活動することを通して、相手の喜びを自分の喜びとして感じられる子どもに育って欲しいと願っている。そして、ユネスコスクールの理念とも重なることがあると考え、1年間の活動を行ってきた。
具体的には、①東北地方への震災学習をメインにした修学旅行②国際交流③人権教育④食育が主な活動である。
① 東北地方への震災学習
学校長が、東日本大震災以降石巻市に草刈りボランティアに毎年行っていることを最初のきっかけにして、校長講話を行った。そして、実際に自分の目で見て、感じて、そこから自分がどう行動するのかを考える修学旅行にしたいという願いの下、仙台を中心に旧荒浜小学校等の見学を行った。また平泉を訪れて、東北の歴史や世界遺産を巡りつつ、その実体験を下に松尾芭蕉の句を学び、俳句の授業にも活かした。
② 国際交流
本校は毎年、台湾高雄市の学校と交流をしている。1月に台湾の中学生20名が来校し、一緒に数学や国語の授業を行った。言葉は通じなくても交流をしたいという思いがあれば、通じることが多いと感じた。日本独特の文化である給食や清掃活動も共に活動して、笑顔で帰国していった。また、今年度初めての試みとして、1時間の授業中ずっとオールイングリッシュの「イングリッシュデイ」も実施した。茅野市内のALTにも協力をいただき、ゲームをした。異文化を認め合い、より積極的な交流に発展していって欲しいと願っている。
③ 人権教育
いじめについて、校長講話を行った。「くれよんのくろくん」という絵本を題材に、人としての優しさや多様性を大事にする心について訴えた。また、福祉教育とコラボレーションして聴導犬の指導員に来校いただき、聴導犬のひたむきさにも触れて、心を耕す試みを行った。
④ 食育「すくすくタイム」
養護教諭と栄養士がコラボレートして、月に1回昼食時に健康教育を実施した。睡眠、栄養、運動等の話題について子どもに考えさせ、自らの健康のために行動できる子どもをめざして食育に取り組んだ。

来年度の活動計画

来年度の活動計画
基本的には今年度をベースにしていくが、更に自分の頭で考え、地域のために生きる一人の中学生として何ができるのかをしっかり考えた「探究」を実施していく。この探究を充実させていくことによって、ボランティア精神、地域貢献の心を育てていきたいと構想している。

過去の活動報告