所在地 | 〒272-0831 千葉県市川市稲越2丁目2番1号 |
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電話番号 | 047-371-6100 |
ホームページ | https://cms1.chiba-c.ed.jp/kokubun-h/ |
加盟年 | 2012 |
2024年度活動報告
国際理解, ジェンダー平等
本校は、「Think Globally, Act Locally」を活動の理念として、ESDを本校が到達すべき教育目標の一つにしている。
具体的には、ユネスコスクールの教育理念のうち、次の2点を念頭に置いている。
① 持続可能な開発および持続可能なライフスタイル
② 地球市民および平和と非暴力の文化
この2点を柱として、本校がどのような活動をしたのか報告したい。
① 持続可能な開発および持続可能なライフスタイル
本校は、市川市に位置しており、これまで市川市ユネスコ協会と関わりをもって活動に取り組んできた。1学期には、近隣の小学校の寺子屋教室で有志の生徒が小学生の学習の手助けをした。2学期には、3年の家庭科の授業で近隣の乳幼児とその保護者と交流を行った。また、チアリーディング部による高齢者施設での公演や吹奏楽部による地域のイベントへの参加もあった。
② 地球市民および平和と非暴力の文化
本校は、2019年までは海外修学旅行を実施し、ここ数年の行き先は台湾であった。また、1学期にアメリカ合衆国からの高校生の受け入れを実施してきた。そのような活動がコロナ禍のため、2021年度から実施できなくなっている。しかし、2025年に台湾修学旅行の復活を予定している。2学期には台湾からの留学生を招き、各クラスで台湾ガイダンスを実施。各クラスにて留学生が台湾に関する授業を行い、見識を深めた。また夏休みには中国の楽山市青少年団を招き、本校の生徒と交流を行った。具体的には、本校茶道部による茶道体験・吹奏楽部によるウェルカムコンサート・華道部による華道体験・書道部によるパフォーマンスを行った。さらに2学期末の人権講和では、講師を招いてジェンダーについて全校生徒が学習した。「ふつう」とは何か、自分らしく生きるとは何かなど、この社会から差別をなくすために生徒一人一人が考え直す良い機会となった。
来年度の活動計画
2025年度は海外修学旅行の実施を予定している。そのため、日本語学校に在籍する台湾人留学生との交流会は継続する予定である。市川市国際交流協会を通じて、海外の市川市姉妹都市などから、積極的に交流団を受け入れていきたい。
家庭科の授業でのふれあい交流や近隣の小学校での学習支援活動は2025年度も実施する予定である。その他に、吹奏楽部やバトントワリング部の地域のイベントへの参加、図書委員会の幼稚園での本の読み聞かせなども実施する予定である。
以上の活動計画は、近年の物価高で海外修学旅行などの実施は困難になる可能性は高い。そうした中でも可能な活動を考えていきたい。