- ぶんかがくえんながのちゅうがくこうとうがっこう
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文化学園長野中学・高等学校
- Bunka Gakuen Nagano Junior & Senior High School
- 種別中等教育学校または中高一貫校等 地区中部地区
- 主な活動分野環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康
所在地 | 〒380-0915 長野県長野市上千田141 |
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電話番号 | 026-226-8386 |
ホームページ | https://bgh.gakuen-nagano.ac.jp/ |
加盟年 | 2017 |
2024年度活動報告
海洋, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED), その他の関連分野
本年度は「協働・共生」を活動理念として、実社会から学び、多様な他者とのかかわりをもちながら活動することを心掛けてきた。地域や世界と交流し、学校の中に閉じないことで「社会の中の自分」を意識させた。また体験に留まらず、伝える力に発展させている。
「総合的な探求の時間」を、土曜講座(年 10 回)から、毎週 1 回の平常授業の枠に移行することとなった。これまで難しかった体系的な学びが実現することで、探究合同ゼミの限られた生徒だけでなく、全生徒に等しく探究学習の機会と時間が与えられた。
これを実現するために、学校のカリキュラム全体を見直し、終礼時刻を 30 分ずつ早めることとなり、自分の興味がある事柄に打ち込む時間を確保し、外部と交流しながら学ぶことができた。今後、教員が生徒の指導に時間を当てたり、地域とのコーディネートを行ったりする。また、各担任が探究の指導を行うことを想定した教員研修を複数回行った。(4~7 月)
以下に活動事例を記す。
A. 世界から日本を見る。多様な他者の価値観を知り、受け入れる。
・4月に中学・高校、全校で、長野県観光スポーツ部観光誘客課で受け入れを行っている「訪日教育旅行」の企画で、オーストラリア Saint Joseph’s High School の生徒 26 人(女子 16、男子 10)、先生 6 人、保護者 1 人名と、文化交流を行った。
・2024 年 2 月に開催した学校独自研修「カンボジア スタディ・ツアー」参加生徒8名による成果発表会を5月、中学生・高校1・2年生対象に開催した。
・中学3年で、海外研修(オーストラリア)を再開した。現地のカレッジスクール交流等を行う中で、世界への関心を持ち、視野を広げ、異なる文化に触れながら、多様性を受容する素地を築くことができた。
・中学 1・2 年は、「2025 年信州 ESD/SDGs 成果発表&交流会」の中で、カンボジアの学校と交流をした。中学 3 年(全員)、高校 3 年(代表者)がプレゼンターとして出場した。
B. 地域の価値を知り、参加する態度の育成。
・中学 3 年で、4 月に地域課題「古いが新しい」の解を求めて、善行寺門前の空き家活用、エリアリノベーションで街づくりをしている活動をされている方々と「善行寺街歩き」を行った。また、1 月には長野朝日放送常務取締役から「PR の極意」を講演頂いた。
・高校 1 年・中学 3 年で、1 月に MYROOM 代表取締役 倉石智典氏より「まちが活きるまちづかい」と題して講演を頂いた。
・高校「総合的な探究の時間」では、経産省働き方改革支援事業の助成を受け、教育と探求社のプログラムを採用した。ほか、独自のテキストを作成し、自分の興味関心を突き詰める探究を全員が行っている。
C. 他者との協働で公正な社会を創る。
・インターアクトクラブと生徒会執行役員が、長野市芹田小学校フェスタに参加。地域連携・地域貢献を学びながら、企画ブースの運営を成功裏に収めた。
D.<分野1・2・3> 興味関心を突き詰めて探究し、他者へ伝える。
・「探究合同ゼミ」で探究の研鑽を積んだ生徒が成果を上げている。全国高校生マイプロジェクトアワード全国サミットに、2023 年度末(2024 年 3 月末)には、長野県代表で出場。
2024 年度長野県サミット(2025 年 1 月 25 日)でも、県知事賞を受賞。全国サミット出場を決めている。
・探究合同ゼミでは、中学生から指導を受けられる。ベイシア 21 世紀財団の助成事業に採択され、助成金にて、冬季合宿(飯綱高原)、東京大学北村友人ゼミ訪問など、充実したプログラムを実施した。
・長野市子ども芸術文化賞を、探究合同ゼミの 4 名が受賞した。(弁論…全国大会優秀賞、エッセイ…外務大臣賞(最優秀賞)、プレゼンテーション…全国大会最優秀賞、全国優秀賞)
来年度の活動計画
今年度の活動を継続することを基本とし、課題となっていた高校探究学習の充実をさらに図る。
各担任が探究の指導を行うことを想定した研修を設定する予定。