- あやのだいようちえん
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あやの台幼稚園
- Ayanodai Preschool
- 種別幼稚園または幼保連携型認定こども園 地区近畿地区
- 主な活動分野登録なし
所在地 | 〒648-0019 和歌山県橋本市あやの台2-30-1 |
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電話番号 | 0736-34-7860 |
ホームページ | http://ayanodai-ch.jp/ |
加盟年 | 2018 |
2024年度活動報告
生物多様性, 環境, 文化多様性, 人権, 食育
本園は「子ども達同士認め合い、助け合い、励まし合い、学び合う」を園の理念としてESDを子ども達の学びと捉え、ESDの実践を通して生きる力、主体性の土台作りを目標とした。具体的には「立腰教育」(躾の三原則)「人権教育」「地域との連携」を柱に①人権に係わる教育②文化多様性に係わる教育③生物多様性・食育に係わる教育④立腰に係わる教育⑤環境に係わる教育を遊びや生活の中で実践した。
①生物多様性・食育
畑で野菜の栽培・収穫や旬の食材に触れたり、食体験(キャベツちぎり、ピーマンの種取り、きなこ作り、)などで子ども達が積極的に「食」に関ったりする機会を持つようにした。行事食や世界の料理など献立の工夫や、魚の解体の様子を見て子ども達が食に対してさらに興味関心を持てるようにした。5歳児はバイキング形式での配膳を行い自分で量を調整するようにし、その他の学年でも自分の食べられる量を伝えて調節し、出来るだけ残さずに食事が出来るようにした。食器の返却時には「ごちそうさまでした」「美味しかったです」「ありがとうございました」と自分達から栄養士に伝える姿が見られ感謝の気持ちも育ってきている。また魚の解体を見た時に実際の色や匂いを感じたことで、食材にも命がある事を感じていた。
②環境
子ども達が見てわかるように電気の使用量を色で知らせるようにし、使っていない保育室等の電気やエアコンを消したり、水を出しっぱなしにしないように手洗いの大切さと共に仕方などの見直しをしたりして資源を大切に使うことを意識できるようにした。
③文化多様性
ネイティブの講師とのやりとりや歌、遊びを通して英語でのコミュニケーションを図りながら異文化に触れるようにした。世界には様々な国があり、食べ物、髪や肌の色の違いなども人権教育とともに知る機会となった。
④人権
挨拶」を大切に人とつながることを大切にしてきた。園内はもちろん、園外へ散歩に出かけた時に出会った人にも積極的に挨拶を行った。子ども達と一緒に「みんな、たいせつ」「種をまこう」のリーフレットや紙芝居等を使い“どんな気持ち”“どう思った”など子ども達の言葉の表現を大切にしながら考える時間を大切にしてきた。県の人権啓発センターによる「みんなたいせつ」出張講座を5歳児に行って頂き、自分の気持ちをしっかり示したり相手の気持ちになって考えたりする機会を作ることが出来た。また、ふれあい遊びで人のぬくもりや心地よさを感じられる機会を作ったり、関わってくれた人たちに感謝の気持ちを伝えたりすることを保育の中で意識して行った。そして思いやりの気持ちや自分は大切な存在であるという自己肯定感を高めるようにしてきた。また小学校への交流会や体験会に参加し、小学校の雰囲気を味わったり児童と交流することで就学に期待を持てるようにした。
来年度の活動計画
昨年度に引き続き子ども達と一緒に遊びや生活の中で大切にしていく内容を地域との連携を大切にしながら進めていきたい。コロナ禍が本格的に明けコロナ禍の中でや、以前のような活動を行う中での気づきもあったので、子ども達と一緒に考えながら自分達に出来る小さな事から続けていけるようにしていきたい。今後も「人権」「文化多様性」「生物多様性」「食育」「立腰」「地域との連携」を軸に地域の小中学校と地域の人々との連携を大切にしながら、人として基本的な規範意識や自然環境保護の重要性、人間関係の構築、地域貢献の大切さ、いろいろな知識を日々の生活や遊びの中で様々な体験をしながら子ども達と考え話し合う機会を持ちながら少しづつ意識できるようにしていきたい。