• がっこうほうじんみつあさひがくえん あさひじゅくちゅうとうきょういくがっこう
  • 学校法人みつ朝日学園 朝日塾中等教育学校〔キャンディデート校〕

  • Asahijuku Secondary School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

所在地 〒709-2136 岡山市北区御津紙工2590
電話番号 086-726-0111
ホームページ https://m-asahijuku.ed.jp/
加盟年 -

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困

本校は、『「利他・叡智・剛健」を兼備した次代を担うリーダーたる人間を育成する』という学校使命のもと、国際バカロレア(IB)認定校としてESD教育に取り組んでいる。ESDで育みたい力とIBの学習者像には親和性があり、本校の学校生活や学習環境自体がESDと深くつながっていると考えられる。授業以外にも、本校が位置する御津地域への貢献活動や地域まちおこしの企画運営、留学生との国際交流も日常的に行われている。今年度の主だった活動を紹介する。

➀平和学習

中等部3年生は、沖縄研修での平和学習に向けて、「平和・幸福・愛」を学年テーマとした。その中で岡山空襲写真展の鑑賞やジブリ映画『火垂るの墓』について高畑勲監督の背景を踏まえた作品分析を授業で行った。数々の写真の鑑賞ではさまざまな立場から戦争を体験した人が存在することを知り、映画分析でも悲惨な中にも「美しさ」が表現される描写に着目した。これらの学習は、「悲しみ」に終始するのではなく、未来への希望という視点を生徒たちが発見するきっかけとなり、沖縄での平和学習に新しい視点をもって臨むことができた。戦後79年を迎える今の私たちがやるべきことについて学びの広がりが見えた取り組みとなった。

②地域への貢献活動「吉備中央町(地域活性化)プロジェクト」

高等部3年生の総合的な探究の時間に行われた地域活性化プロジェクト。高等部2年時より定期的に吉備中央町の方々と意見交換会を行いながら、地域活性化に向けた活動を行った。「SNSでの発信」「妖怪キャラクター」「フォトブック」「民宿体験」などのグループに分かれ、写真集や動画の作成、LIVEカメラの装飾、PR動画、妖怪ガチャガチャ、昔話の音声データ化など各グループが生徒の特性を活かした創意工夫あふれる成果物を作成し、発表を行った。学内外に広がりを持たせることにつながり、創造力・行動力を発揮し「地域活性化スキル」を具現化した。

最終報告の様子:https://m-asahijuku.ed.jp/article/blog/2638.html

③高校ネットワーク・コノヒトカンプロジェクト(福祉・食育・貧困)

岡山県ユネスコスクール高校ネットワークに所属し、県内のユネスコスクール生たちと共通のテーマや活動について話し合い・交流会に参加している。今年度は「食」がテーマで、関連の深いコノヒトカンプロジェクトでの活動を中心に、規格外野菜にちなんだクイズをワークショップで紹介した。

「コノヒトカン」は「フードロス」と「貧困問題」の解決を目指し、食品ロスの食材を買い取り活用し、企業や個人の支援・協賛を受けて製作されており、子ども食堂や児童養護施設に年2回提供されているプロジェクトです。本校では、規格外野菜を個性派野菜とし、コノヒトカンで食の暖かさを伝える活動を行っており、コノヒトカンを使って「カンカン料理大会」を初めて開催した。料理を通じて、食育や貧困について考える機会となった。

高校ネットワークの様子:https://m-asahijuku.ed.jp/article/blog/2765.html

カンカン料理大会の様子:https://m-asahijuku.ed.jp/article/blog/2791.html

➀平和学習:岡山空襲の数値的視点分析と言語的視点分析

➀平和学習
広島原爆資料館・岡山空襲写真展の分析

 

来年度の活動計画

来年度も地域活動(ボランティア活動、まちおこしプロジェクト)や国際交流を引き続き定期的に実施し、生徒の学びを深めていきます。これらの活動を授業と連携しながら、生徒がより「主体的」に活動に取り組み、地域や海外の現状・問題点について様々な観点から考える力を養いたい。さらに、ユネスコスクール高校ネットワークや他団体のESDやSDGs関連のイベントに参加することでも、社会が直面している問題についてそれぞれが身近な課題として考え、社会貢献への意識を高めるとともに、よりよい未来を築くための行動力を育てていきたい。加えて、IB(国際バカロレア)が提唱する「10の学習者像」や「持続可能な社会づくり」の視点を深め、教育全体の質向上を図ります。

過去の活動報告