所在地 | 〒836-0884 福岡県大牟田市笹原町3-116 |
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電話番号 | 0944-53-6009 |
ホームページ | http://www.e-net21.city.omuta.fukuoka.jp/amanohara-es/ |
加盟年 | 2011 |
2024年度活動報告
生物多様性, 海洋, 環境
本校は海洋教育を推進しており,海洋に関わる課題解決を図る学習を展開している。特に,本校は,校区を取り巻く森林と有明海の関わりを学習しながら,「森・川・海」のつながりが実感できるよう実践を進めている。そして,関連するSDGsの目標14・15を中心に,総合的な学習の時間において,海洋教育の4つの視点「海に親しむ・海を知る・海を守る・海を活用する」を系統的に仕組んだ活動計画を作成し,実施している。
来年度の活動計画
【5年生】山・川・海とのつながりの学習と環境保全
校区を流れる野間川には生き物が多く生息していることを,子どもたちは4年生までに学習している。そこで,野間川の水質調査し,パックテストの結果や生息している生き物の種類の調査から水質がきれいであることが分かった。
さらに,有明海に珍しい生き物が生息しているのは,山の土壌から染み出た栄養が川を伝って海に流れ込むからだということをGT等の話から学習した。そして,森林を守ることが川や海の生き物や豊かな有明海の環境保全につながるという「山・川・海」のつながりを理解することができた。
そのあと,学んだことをグループごとにまとめ,川をきれいにするために生活排水を流さないこと,ごみを捨てないことなど,自分たちにできることを通して,海の環境を守ろうと全校児童へ発信した。
【6年生】竹を活用した環境保全
校区の森林調査を行い,放置された竹林は土砂崩れなどの原因になっていることや,竹林の根は浅いため,山崩れの原因になり,広葉樹の森林と比較して,土壌の栄養が少なく,山の環境,さらには海の環境に影響を及ぼしていることを知った。一方で手入れされている竹林は,竹の香りがして心が落ち着き,静かで心地よい空間になっているという違いを実感した。そして,実際に竹を切って竹の丈夫さを実感したり,タケノコを掘ったり,校区に自生する野草を食してみたりして,校区の豊かな自然を守り,竹の良さを生かしたいという思いをもった。
そこで,学校の敷地の中に,竹炭を埋めて作った道路や,野草などを植えたコーナーを作り,「バンブーガーデン」と名付けた。天の原小学校の他の学年にも,竹の良さや,野草などの自然の良さを感じてもらうようにこれからもバンブーガーデンを手入れしながら自然の良さを伝えていく。