所在地 | 〒206-0041 東京都多摩市愛宕1-54 |
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電話番号 | 042-374-9881 |
ホームページ | https://schit.net/tama/esaiwa/ |
加盟年 | 2011 |
2024年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
「自然とのつながり、人とのつながり、社会とのつながりを見つめ、見つける~」ことを常に重点化し、児童が地域を知り、地域のよさを見つける活動を展開した。また、学年に応じて、地域と共に学習を積極的に進め、児童同士、地域との関わり、社会との関わり等のつながりが深まるよう教育活動を展開した。
学校の田畑を活用した学習では、学校の菜園サポーター(保護者や卒業生親子)が植物の栽培や世話の仕方などを教えたり、作業を手伝ったり支援してくださっている。
2年生は、生活科で菜園サポーターや保護者とともに季節に応じた野菜作りを行い、秋には育てたさつまいもを共に調理して感謝しながら食べることができた。
3年生は、地域の方に指導していただいて大豆を栽培し、きな粉作りや豆腐作りを保護者や菜園サポーターと共に行い、味わうことができた。また、栄養教諭を招いた授業では、自分たちが食べている給食は食物を生産する人、運ぶ人、調理する人など多くの人々が関わってできていることを知り、関わっている方に感謝の気持ちをもつことができた。
4年生は、学校林である「愛和の森」の四季の変化と湧き水のしくみ等とを関連させながら調査・観察し、「生物の多様性」や「自然環境とのつながり」「命のつながり」など「循環」について学んだ。また、学んだことを生かして、コンポストに落ち葉や給食の残食を入れて堆肥を作ったり、外部団体や菜園サポーター、保護者の協力も得て、水路にたまった泥を畑にまく作業も行ったりした。
5年生は、「ライスプロジェクト」として、外部団体や菜園サポーター、おやじの会の協力を得ながら代掻き・田植えから収穫までの体験をした。また、菜園サポーターの指導のもと、稲藁でしめ縄作りを行った。育てたお米は、保護者と共に学校で炊いて、おにぎりにして食べて味わうことができた。
6年生は、「地域環境を見つめよう」として、現在の地球環境における問題点やその問題を解決するために世界で取り組んでいることを調べた。さらに、自分たちにできることを考え、クラス内で伝え合った。また、移動教室で行った八ヶ岳での体験から豊かな自然が人々にとって財産であることを学び、自分たちで地球環境を守っていこうとする意欲を高めた。
来年度の活動計画
2025年度も小・中学校9年間のESDで育成する資質・能力の段階表を基にして、SDGsを位置付けたESDカレンダーを作成し、小・中学校で連携してESDを推進したり、体験活動の充実や家庭・地域、外部機関の活用等を探究的な学習過程に位置付けたりすることを通して、児童に持続可能な社会づくりに向けて主体的に行動しようとする実践力を育成する。また、「環境」をはじめ、「安全安心」「防災」「福祉」など、学年に応じて、地域と共に学習を積極的に進め、児童同士、地域との関わり、社会との関わり等のつながりが深まるよう教育活動を展開していく。総合的な学習時間では、学校林「愛和の森」や学校菜園を学びのステージとして、主体的に課題を追究する探究的な学習や体験活動、協働的な学びを通して、自然との共生や命の循環を理解させ、「関わり」「つながり」を尊重する態度を育成する。学校行事などにおける地域交流や成果発信を通して、児童に自ら未来社会を築こうとする価値観と実践力を育成する。