• にんていとくていひえいりかつどうほうじんあいちしゅたいなーがくえん
  • 認定特定非営利活動法人愛知シュタイナー学園

  • Aichi Steiner School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒470-0115 日進市折戸町笠寺山42-13
電話番号 0561-76-3713
ホームページ http://www.aichi-steiner.org
加盟年 2025

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は全日制シュタイナー学校としてそのカリキュラムに沿って学んでいる。第2外国語としては、韓国語を1年生から12年生まで学んでいる。
【重点活動分野1 地球市民及び平和と非暴力の文化】
1月 11年生 世界史  平和のための政治学(今年度はガンジー、孫文)
人権、市民としての権利をかちとっていくための戦いを非暴力で成し遂げたガンジーを取り上
げた。少人数のクラスであるため、多様な意見を交わすことができるように、保護者有志も授業
に参加し、討論した。
11月3日 日進市民活動「日進ツアーズ」のイベントとして、性教育に関する公開講座を企画。
〜親子でかわすハートフルな「性」の会話 〜 親子で受けたい!これからの性教育講座
講師に小貫大輔氏と斉藤奈月氏を迎え、日進市民会館で開催した。参加者同士での対話もあ
り、和やかな中に個性を尊重し、コミュニケートしていく大切さを実感できる時間であった。

【重点活動分野2 持続可能な開発及びライススタイル】
3年生 生活科: 昨年度と同様、衣食住の基本となる学びを1年を通じて体験中。

3年生家づくり 土壁塗り

10月 8・9年生:
10月4日から10日までの6泊7日、福岡・対馬への研修旅行を実施した。福岡では他校との交流 と、初めてのホームステイを体験した。対馬では、博物館の見学を通して改めて日本の歴史の中での対馬の果たした役割と、大陸とのつながり、豊かな自然や動植物について学んだ。環境スタディを主宰する対馬CAPPAの方々から海洋プラスティックごみについての講義を受け、その後シーカヤックを体験し、無人島に到着後、ごみを拾った。また対馬固有の在来種「対州馬」のお世話と乗馬体験を行い、ツシマヤマネコについて学び野生生物保護センターを訪れるなどした。最終日には農泊の宿に宿泊し、対州そば粉を使った10割蕎麦打ちやそば餅作りなど、対馬の郷土料理を味わった。韓国に最も近い島である対馬の素晴らしい自然とそこに生きる人々の想いを知る機会となり、歴史についても改めて実感を持つことができた。

シーカヤックで無人島へ

父母の会:
2020年より継続して環境にやさしい(易生分解性)がんこ本舗の衣料洗剤(「海へ・・」)を量り売り共同購入。排水の環境負荷が減ることで近隣の河川の水質向上、海洋汚染の防止に。また、ボトルを各自持参するため、プラごみの削減にもつながっている。2024年度の販売実績 73,500円(1g5円)

【重点活動分野3 異文化学習及び文化の多様性と文化遺産の尊重】
12年生の生徒3名に、2024年5月10日から6月4日までドイツ・スイス研修を実施した。ドイツのコンスタンツ自由ヴァルドルフ学校を会場として開催されたユースフェスティバルに参加し、5日間にわたって、世界中から集まった若者と共に過ごし、生き甲斐についての講座とワークショップに参加した。様々な機会に英語とジェスチャーでコミュニケーションを図り、夜の交流会では、浴衣を着て演奏、コーラスを披露。またドイツのシュタイナー学校の先輩を訪ね、現地の生徒と交流、中世の街並みや教会を見学。同世代の世界の若者との交流で刺激を受け、多様な意見、考え方に出会い、英語でもっとコミュニケーションしたい思いが高まった。海外で学んだり、キャリアを踏み出している先輩から直接話を聞き、将来への展望を広げることができた。

ユースカンファレンス

10年生 2025年3月2日〜12日 かねてより交流のある韓国のAnnyng Waldorf schoolを訪問

6・7年生  2ヶ月にわたって「和太鼓ユニット光」の羽田康次先生のレッスンを受け、学園の公開行事である2024年5月26日のにじいろ祭りで発表した。骨格、筋肉がしっかりしてくる年齢で、重心を低く構え、腹の底から声を出し、力強く太鼓を打つことに取り組み、チームとして気合を合わせ、助け合い、励まし合って練習を重ねた。一般来場者の前で、練習の時以上の声を出し、子どもたち自身満足のいく発表ができた。

7・8年生 2023年の秋に名古屋能楽堂における小学生・中学生を対象とした能楽鑑賞会に参加。その後、狂言師の井上松次郎先生から講義を受け、10回の体験授業を実施していただいた。2024年1月26日に、学内の生徒および保護者に向けて二回の発表を行った。姿勢、発声の基本を学び、長いセリフや所作を覚えることは大きな挑戦であった。衣裳をつけ、「井杭」を全部演じ、観客に届いて笑いが出たことが自信になった。

 

 

 

 

 

来年度の活動計画

シュタイナー教育のカリキュラムによる以下の取り組みを計画している。

・3年生生活科  米作り 家づくり 畑作り 羊の毛刈り など
・全学年 素材の来歴から利用、廃棄の方法にまで目を向けた手仕事、彫塑、木工、金属加工、表装
・4年生 郷土学の学び  地域の文化遺産を活かした学び
・6、7年生  2025年4月27日の公開行事で和太鼓の発表を予定し、2月から練習を開始する。
7年生の狂言の学びも継続予定である。
・高等部
農業実習、職業実習、福祉実習
生態学
平和・非暴力教育としての歴史、現代社会
なお、5月には2024年度に訪問した韓国のAnnyng Waldorf schoolの生徒が本校を訪問予定てある。

学校コミュニティとして、易生分解性洗剤の共同購入、公開行事や公開講座による発信は継続して取り組んでいく。

過去の活動報告