2022年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困
本校では、普通科普通コース、教育コース、生活デザイン科、ボランティアグループ、ユネスコ委員会それぞれが「できるところから」と「ここまでの継続してきた取組をつなぐ」ことを意識して取り組んだ。新しい挑戦としてはユネスコ委員会の取組である。これは2021年度よりユネスコスクールの活動を生徒が主体的にすすめることを目指して新設したのもで、有志で構成されるボランティアグループとは異なり、各クラス1名でのユネスコ委員で構成される。SDGsの理念をふまえて、1年目は「自分たちが知る、伝える」をテーマに文化祭でのSDGsかるたによる広報活動や、普段行っている活動とSDGsを結びつける啓発活動を行った。2年目の2022年度は、2年生で紛争マップを通して国際平和を探究したり、ベルマーク運動を通して身近なところからの啓発や社会貢献を考えたりと、自分たちでSDGsの視点から考えて行動につなげる動きが広がってきた。国際紛争に関心を持ち、調べ考える取組は、重点的に取り組む3つの分野の①地球市民および平和と非暴力の文化につなげるものの1つと考える。また②持続可能な開発およびライフスタイルに関わる取組は、継続して行っている普通科普通コース1年の「総合的な探究の時間」におけるSDGsを切り口にしたグループ探究や、普通科教育コース1年教育入門でも、例年同様にグループ探究の出発点のテーマとして扱っている。③文化の多様性、文化遺産の尊重は2年次における修学旅行のおいて、学ぶ機会となっている。コロナ禍における制約もあり、新しい挑戦は容易ではないが、既にあるもの、行っているものを生かしつなげていくこと、そこからさらに新しい価値を生み出すことを意識して取り組んでいる。校内における横のつながり、縦の協力、さらには地域など校外との連携など、今後の活動に結び付けていきたい。
来年度の活動計画
現時点で計画しているのものの1つは「国際デー」に関連した取り組みである。すでにリストの中から現時点で行われているものと結びつけることによって、比較的スムーズに取り組めそうな候補を絞った。年度末に持つ予定の担当者会で、1~2を選定する予定である。2つ目は、ユネスコ委員会1年生でのフードバンク活動である。これはすでに担当で企画が出ているが、これからの予定のものである。課題にもあげた地域との連携についても、方法等を探りたい。