• あいちけんりつあいちしょうぎょうこうとうがっこう
  • 愛知県立愛知商業高等学校

  • Aichi Prefectural Aichi Commercial High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒461-0025 愛知県名古屋市東区徳川1-12-1
電話番号 052-935-3480
ホームページ https://aichi-ch.aichi-c.ed.jp/
加盟年 2013

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

本校は校訓「われらの信条」をもとに、「本県の商業教育の拠点として、ビジネスに関する知識・技術と自ら考える姿勢を備え、社会の変化に柔軟に対応できる職業人の育成を目指す学校」などのスクールミッションを掲げている。各種ESDの実践を通してグローバルな視野を持ち、積極的に情報発信のできる人材の育成を目指している。

今年度は、①持続可能な生産と消費に係わる活動、②国際理解 に関わる活動に力を入れてきた。

①持続可能な生産と消費に係わる活動

今年度も様々な授業、部活動で地元企業等と連携しながら3Rやアップサイクル等、持続可能な開発に関わる活動を行った。

ユネスコクラブマーケティング部門では、昨年度からの流れで、株式会社東海理化とコラボしてバッグの開発を行った。新たなバッグの提案をする際には、授業で学ぶマーケティングの知識を活用し、現状のバッグの分析やターゲットを決めていく作業を時間をかけて行った。既存の製品に多い「男性用」「ビジネス用」という特徴から脱し、若年層をターゲットにした「推し活バッグ」を採用し、「ご当地推し活バッグ」を開発した。地元愛知のご当地産業である自動車産業を全面にイメージしたデザインとし、流行りのスケルトン生地を採用するなど、高校生の視点から生まれた発想を盛り込んだバッグとなった。地元名古屋のパルコでの対人販売を行い、東京渋谷でも販売することができた。

生徒会は昨年度に続き、不要になった子ども服を集めてファーストリテイリングを通じて難民に届ける“届けよう服のチカラ”プロジェクトに参加、保護者の協力も得ながら多数のリサイクルを実現した。

課題研究「PD探究

近年のグローバル化の急速な進展に伴い、本校でも学科編成が行われ、グローバルビジネス科が新設された。さらなる国際理解を深めるための教育体制を充実する必要性から、今年度より修学旅行先を台湾とした。

事前指導の一環として、台湾の文化や習慣について学習する機会を取り入れた。実際に、商業科目である「地域協働ビジネス実践」で名古屋外国語大学の講師よる、現地でのマナーやエチケットについての授業を実施し、グループでの観光地や文化についてのプレゼンテーションの機会を設けた。このような事前学習を通じ、台湾についての知識を深め、修学旅行での体験をより充実させるための準備を整えた。

修学旅行では現地の学校や観光地を巡りながら国際理解を深める貴重な体験をした。セレモニーや授業体験を通じて、日本との学校生活の違いを学び、異文化への理解を深めることができた。また、現地交流のほかに大学生と共に参加したB&Sプログラムでは現地の士林夜市を訪れ、台湾の夜市文化を学習するだけでなく、現地の方とのコミュニケーションを体験する機会とした。大学生の案内で夜市を巡りながら現地の雰囲気を体験し、さらに台湾の食文化の体験として地元のレストランで本場の台湾料理を味わう機会を設けた。

その他にも、経理科課題研究「国際理解探究」JICAの活動と発展途上国を知る校外学習や、中国人留学生による「ビジネス中国語講座」等、国際理解とビジネスに関わる学習を積極的に実施している。

来年度の活動計画

本校では、今回報告に挙げた活動以外にも、企業と連携した商品開発や、校外学習、外部講師からの講話など、様々な活動を行っている。商品開発をはじめ、これまで培ってきた教育活動をさらに向上させていくとともに、新たに魅力ある活動を模索していきたい。商業高校であるという誇りを持ち、ビジネスの観点に重きを置いた上で、様々な活動へアプローチしていきたいと考える。

過去の活動報告