2023年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和
森林学習に力を入れている五年生は、学校敷地内の森である「冒険の森」で、一年生を対象としたクイズラリーの開催を計画している。野外活動や大渕池公園での森林学習を通して学んできたことを、一年生が楽しみながら体験できるよう工夫している。
現在行っていることは、一年生でも安心して森の中を歩けるよう、立て看板の設置やわかりやすい地図の作成、危険な箇所にロープを張ったり落ち葉の除去をしたりと環境を整えること。そして、それと並行してクイズを作成中である。具体的には、木にかかったプレートを読んで名前を答えさせたり、どんぐりの種類についてや、森から見える景色についてなどの問題を考えている。
クイズラリーの開催は三月中旬頃を予定しているが、寒さの落ち着く春の森林内でのこの活動は、両学年にとって、日常生活の中では決して体験できない貴重な学びに繋がることが期待される。
来年度の活動計画
来年度は、①ぼうけんの森を中心とした環境教育、②奈良に住む原爆被害者の方との平和学習、③地域を流れる秋篠川の3つの活動を中心に活動を行っていく。
特に「秋篠川」については、活動の中心に据え、1年生の時からの町探検に始まり、4年生で環境に触れ、5年生で「からむし」の繊維を使って、作品制作等、校内のESDの中心に据え、活動していく。
また、冒険の森に関しては、地域の方々や近隣にある公園である大渕池公園の事務所の方と連携を図ることにより、SDGsと関連付けながら、ESDのもう一つの核として活動を行っていきたい。
特に3年生での、冒険の森の活用への模索は取り組みの幅を広げ、鶴舞小学校としてのESDの中核を担っていけるようにしていきたい。
環境問題では、6年生で、それぞれの学年で学習したことをまとめ、世界に目を向けての学習につなげることを予定して、世界に目を向けて、自分にできることを考えられるようにしていきたい