2023年度活動報告
本年度の活動内容
減災・防災, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育
本校は,学校教育目標を「自ら鍛え 自ら磨く~つよく かしこく やさしい子~」として,ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して,地球市民および平和と非暴力の文化(思いやり),持続可能な開発および持続可能なライフスタイル(向上心),異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重(表現力)の育成を目標とした。本校では,生活科・総合的な学習の時間を中心として,熊野町の人・もの・ことについての探究的な学習を通して,事象を多面的に追究する方法を身に付け,他者と協力して解決したことを発信するとともに,自己の成長や生き方を考えることができるように,ESDを実践した。
1年生:サツマイモの栽培活動と食文化の学習を行った。昔遊びを友達や地域の方と交流した。
2年生:地域の人と仲良くなる活動(町探検やインタビュー)を行った。
3年生:地域の伝統的工芸品「熊野筆」についての学習を行い,その良さを地域に発信した。地域に伝わる筆踊りを地域の方から教わり,表現した。
4年生:福祉や地域の防災・減災について学び,自分たちにできることを発信した。
5年生:学校の中に水田を作り,地域の人と共に稲作を行った。農業体験を通して,熊野町の持続可能な農業のために自分たちにできることを考え,保護者・地域・下級生に発信した。
6年生:学校の伝統・誇りについて考え,自分たちが残したい学校文化や良さをどのようにして残していくかを考え,保護者・地域・下級生に提案した。
その他:防災・減災の学習(全学年),人権教室・人権の花の栽培(2年生),コミュニティ・スクールの取組の推進として地域の方との連携を密に図った。
来年度の活動計画
・熊野町の伝統的工芸品である「熊野筆」を中心とした地域の人・もの・ことを,生活科や総合的な学習の時間を軸にした教科横断的な学習を通して,地域の伝統文化や行事についての理解を深める活動を行う。
・地域の防災交流センターを拠点として,学校・家庭・地域がともに防災・減災の意識を高めていくことができるように,学年の発達段階に応じて学習内容を充実させた防災教育を行っていく。
・コミュニティ・スクールの取組の推進とともにESD教育が展開できるよう計画していく。