2022年度活動報告
本年度の活動内容
生物多様性, 減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
冒険の森について
奈良市立鶴舞小学校
本校は「森」が学校の敷地内にあるという珍しい学校である。本校ではこの森を「冒険の森」と呼び、多くの本校児童が、この森を通して様々なことを学んでいる。ドングリや栗を拾いに行ったり、木の様子をスケッチしたりと、全学年で親しまれているこの森だが、とりわけ森林学習に力を入れている五年生は、様々な活動に取り組んでいる。一例として、昨年度と本年度の五年生の取り組みを紹介する。
昨年度は「冒険の森」をより身近に感じてもらおうと、手書きで「冒険の森ガイドブック」を作成した。さらにそれを学級数、学級文庫へと配布したことで、他学年の児童の冒険の森への関心が更に高まった。
そこで今年は、もっと冒険の森で楽しんでもらおうと、ウォークラリーを作ることになった。下準備として、野外活動・大渕池公園での森林学習を通して、実際のウォークラリーを体験した。次に、冒険の森の道の選定をしながら、危険そうな場所への立て看板の設置、雑草の処理、歩道や建造物の清掃を行った。
来年度の活動計画
来年度は、①ぼうけんの森を中心とした環境教育、②奈良に住む原爆被害者の方との平和学習、③地域を流れる秋篠川の4つの活動を中心に活動を行っていく。
特に「秋篠川」については、活動の中心に据え、1年生の時からの町探検に始まり、4年生で環境に触れ、5年生で「からむし」の繊維を使って、作品制作等、校内のESDの中心に据え、活動していく。
また、冒険の森に関しては、地域の方々や近隣にある公園である大渕池公園の事務所の方と連携を図ることにより、SDGsと関連付けながら、ESDのもう一つの核として活動を行っていきたい。
また、環境問題では、6年生で、それぞれの学年で学習したことをまとめ、世界に目を向けての学習につなげることを予定して、世界に目を向けて、自分にできることを考えられるようにしていきたい。