• らうすちょうりつしれとこみらいちゅうがっこう
  • 羅臼町立知床未来中学校〔キャンディデート校〕

  • Japan Rausu Town Shiretoko Mirai Junior High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 食育

所在地 〒086-1823 目梨郡羅臼町栄町104-2
電話番号 0153-87-2049
ホームページ https://blog.goo.ne.jp/miraichu
加盟年 -

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、持続可能な社会の実現に向けて、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する資質能力を身につけさせることを「知床学」として体系化し、令和元年度に道教委から指定を受けている「海洋教育パイオニアスクールプログラム」と関連させて取組を進めてきた。

ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を、「クマ学習・生態系学習」、「羅臼町と他地域を比較する学習」、「羅臼町PR活動」としてそれぞれ実施した。

①地球市民および平和と非暴力の文化

今年度は「羅臼町と他地域を比較する学習」を更に発展させ、東京農業大学の教授による「海岸線の地形の違いによる生物多様性」の講話を通して異なる地域に暮らす人々の生活の違いについて学び、理解を深め、他地域の文化の価値を認め、尊重する態度を育成した。また、海洋教育パイオニアスクールプログラムとも連携し、クルージング体験によって羅臼・知床地区の自然の持つ魅力について海と山の繋がりを更に深めた学習へ発展させている。

②持続可能な開発および持続可能なライフスタイル

今年度は「クマ学習・生態系学習」として1年生から3年生までの学習内容を系統立てたものとし、知床財団による実演を含む体験学習を通して、人とクマが共存していく「クマ活」を生徒一人一人が自ら考え、探究活動を通して外部へ発信していける取組を進めた。

③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重

今年度は過去2か年の学習の成果として、「羅臼町PR活動」を更に充実させ、グループで制作した羅臼町のPR動画やインスタグラムの紹介を行ったり、漁業協同組合との連携による特産品の昆布の配布等を実施し、世界遺産の価値のPR普及活動に努めた。

これらの成果については、12月に幼稚園、小学校、中学校、高校と合同で発表した「ユネスコスクール研究発表会」において町内の各校の学びが共有され、更なる発展へと学習が進められた。

来年度の活動計画

令和7年度も羅臼町が事務局となり、海洋教育パイオニアスクールを実施する予定であるため、今年度同様に羅臼町幼少中高一貫教育推進協議会の取組をベースとしながら継続して取り組む。学びの4本柱のうち重点化を進めるものとして、「知ることを学ぶ」として「知床地区の動植物について学ぶ学習」、「人間として生きることを学ぶ」として、「クマ学習・生態系学習」「ゼロカーボン学習」、「共に生きることを学ぶ」として「羅臼町PR活動」を実施する。尚、その成果については、第14回羅臼町ユネスコスクール研究発表会で発表する予定である。

過去の活動報告