2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解

 本校は、「様々な文化や人との関わりを通して、相互理解を深めながら共生することのできる生徒の育成」を活動テーマに、ESDを他者との関係性、社会との関係性を認識し、「関わり」「つながり」を尊重できる個人を育むこと」と捉え、ESDの実践を通して、①異なる文化を持つ人々を理解するだけでなく、それらを受容しながら共生することのできる態度や能力を育成する力、②多様な他者との関わりの中で、自己を確立し相互理解を深めながら共生していくため、自分の考えや意見を自ら発信し、他者の主張を受け止め、議論をまとめ、具体的に行動することのできる力の育成を目標とした。
 具体的には、絵本作りと国際交流を柱に、①絵本作りと幼稚園実習②英語の絵本作りと国際交流、③ボランティアによる読み聞かせと、ブックトーク、ビブリオバトルを行った。
①絵本作りと幼稚園実習
  本校では、開校当初から、2年生の家庭科の時間に全員が1冊ずつ絵本を作る活動を行っている。今年度も、様々なテーマで創意工夫をこらした作品ができあがり、12月には、幼稚園を訪問し、自分の絵本を園児に読み聞かせを行った。
②英語の絵本作りと国際交流
 2年生で作成した絵本を、春休みの宿題として英訳した。その中から、日本文化をテーマにしたものを数冊選び、台湾研修のホームステイ先で読み聞かせを行った。
③ボランティアによる読み聞かせ、ブックトークとビブリオバトル
 1年生は地域ボランティアによる読み聞かせを体験し、読み聞かせに適する本や読むポイントを学んだ。2年生ではブックトーク、3年生ではビブリオバトルを体験し、本に親しみ、また、そのよさを他に伝えることのすばらしさを学んだ。

来年度の活動計画

今年度の新たな試みとして、台湾研修のホームステイ先で、日本の文化をテーマにした絵本の読み聞かせを行った。自国の文化に誇りを持つとともに、異文化理解への興味関心を高めることができ、よい経験であったので、来年度も継続して行っていきたい。また、国際理解を活動の軸としながら、これまでの教育活動をSDGs視点から見直し、ESDをより意識した取り組みを行う。