• おおむたしりつたくほうちゅうがっこう
  • 大牟田市立宅峰中学校

  • Omuta Municipal Takuho Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉

所在地 〒836-0846 福岡県大牟田市右京町1番地
電話番号 0944-53-6034
ホームページ http://www.e-net21.city.omuta.fukuoka.jp/takuho-jh/
加盟年 2012

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 人権, 福祉

 

1 ユネスコスクールとしての活動の概要
本校の教育目標「未来を生き抜く力(徳・知・体)と社会性を併せ持つ生徒の育成」に向けて、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通してESDを実践し、問題解決的な学習を通して生徒の育成に努めています。具体的には、①防災・減災に関する学習、②福祉に関する学習、③地域の文化財(世界遺産)に関する学習、④進路(職業)に関する学習、⑤保育・進路に関する学習を通して、将来にわたって持続可能な社会づくりに向けての知識や価値観を持ち行動できる力、体系的な思考力、情報収集・分析能力、コミュニケーション能力の育成を目指しています。

 

2 特徴的な活動事例の紹介
○ 防災・減災学習「いのちを守る」(全学年)
第1学年では、市消防本部や防災危機管理室による講話を聞き、地域のハザードマップ作成や応急処置、避難所開設実動訓練などテーマ別学習を行った。第2学年では、地震に対する防災・減災意識を高めるために、神戸市の「人と防災未来センタ-」での学習や家庭科「災害に備える住生活・食生活」での非常食作りを、第3学年では「救命救急講習」を受講することで、自他の「いのちを守る」ために必要な知識・技能を習得しました。

 

○ 福祉に関する学習「福祉と生き方」(第1学年)
「みんなが安心して暮らせるために~福祉について学ぼう~」をテーマに幅広く、高齢者や障がい者、子どもなど誰もが活躍できる社会を支える取り組みから学ぶ学習を行いました。

その中で、障がい者スポ-ツ「車いすバスケット」の審判員やライジングゼファ-福岡の選手、車いすのメンテナンス会社の方の講和と、

競技用車いすの体験を通して、主体的に学ぶことができました。

○ 与論島から来て炭坑発展の礎を支えた人々から学ぶ「郷土教育」(第2学年)
本校の近くには「与(よ)洲(しゅう)奥(おく)都城(つき)」という与論島出身者を祀った墓地があり、毎年、与論中学校の生徒が慰霊に訪れ、本校生徒と交流している。炭坑で差別されながらも懸命に働き(人権問題等)を知るとともに、大牟田や日本の近代化産業の礎を支え発展したことを理解しました。
○ 保育・進路に関する学習「保育体験と自己実現教育」(第3学年)
保育体験や進路学習(高校訪問)を通して、今後の生き方について考えるとともに、他者への思いやりや自らの成長を支えている人たちの存在や思いを理解することができました。このように、お話を聞いたり、体験活動に取り組んだりすることで、生徒自身が将来について考え、自己実現に向けた道しるべを理解することができました。

 

来年度の活動計画

4 今後の活動計画
次年度もSDGs達成を目指した3年間の学習を通して、問題解決能力・学び方・主体的態度、自己の生き方を考える力や実践力・解決策などに必要な資質・能力を身につけさせ、持続可能なまちづくりに貢献できる人材を育成する。

【全 学 年】防災・減災に関する学習「いのちを守る」(SDGs11・13)

・自他の「いのちを守る」ために必要な知識・技能を学ぶ。

【第1学年】地域の炭鉱関連施設に関する学習「郷土教育」(SDGs11)

福祉に関する学習「福祉と生き方」(SDGs3・11・16)

・様々な人々の苦難(人権問題等)の上に、地域が発展してきたことを理解する。

・介護や福祉における現代社会が抱える課題や現実問題を理解し、課題克服へ向けて思考する。

【第2学年】進路(職業)に関する学習「自己実現とキャリア教育」(SDGs4・8・11)

・勤労の意義を感じ、将来の職業生活との関連について考える。

【第3学年】保育・進路に関する学習「保育体験と自己実現教育」(SDGs3・4・8・11)

・今後の生き方や他者への思いやり、自らの成長を支えている人たちの存在や思いを理解する。

過去の活動報告