• けせんぬましりつししおりしょうがっこう
  • 気仙沼市立鹿折小学校

  • Kesennuma Municipal Shishiori Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 国際理解

所在地 〒988-0817 気仙沼市西八幡54-1
電話番号 0226-22-6876
ホームページ http://www.kesennuma.ed.jp/shishiori-syou
加盟年 2008

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は、地域の人と触れ合い、自然・文化・産業に関わりながら、ふるさと気仙沼への思いや考えを深め、自分の考えを表現し、課題解決に向けて協働して活動することができる「持続可能な社会の創り手」としての児童を育成に取り組んでいる。

今年度の活動として、低学年では、地域の方に田んぼや畑の活動の協力をいただいた。天旗についての学習では保存会の方々にご指導いただく予定である。実際の体験を通して、収穫の喜びなど実感を伴った学習となった。中学年では、ワカメの学習で販売店や生産者の方に体験や見学をさせていただいた。生産から販売、ワカメを通して地域の宝について学ぶことができた。地域の歴史的遺産である「鹿折金山」にも見学に行き、改めて鹿折の歴史を学ぶことができた。川の学習においては「森里海研究所」や、宮城教育大学の棟方教授にご指導いただいた。課題探究の進度に合わせ、的確な示唆、指導をいただくことで、探究学習のスパイラルを高めていくことができた。高学年では、缶詰工場、造船会社、漁船、魚市場等の地域の産業を実際に見学させていただいたことで、課題をより身近に感じることができた。市役所などの公的機関等の協力もいただき、講義をいただくだけでなくアンケートを取ったりインタビューをしたり、より主体的な取組ができた。宮城教育大学連携センターの協力により、東北大学や国立極地研究所の専門的な知識をもった方々を招いて、気候変動や温暖化についても学んだ。

またキリバス共和国の小学校との交流を継続しており、今年度も教員同士の打合せを含め、合計3回の交流により、互いの国の違いや共通する課題等について、テーマをもとに話し合うことができた。それにより、児童は、広い視野で海と生きることの意味を考えたり、持続可能な未来に向けて何をすべきかをそれぞれに考えたりすることができている。

児童は、自分が生活する地域(鹿折・気仙沼)をしっかりと見つめることで、地域の魅力を捉えることができるようになった。また、その魅力を支える人々の姿や社会の仕組みなどにも気付くようになった。さらに、ユニセフの活動や赤十字の活動を通して、広く世界の現状を考えながら、自分たちにできることを実行していこうとする意識の高まりにつながった。このことは、持続可能な未来に残すべき価値に気付く力を高めるとともに、自分自身で課題を見付け、その課題について、個人ではなく全体で協働して解決していくことが大切であることに気付くことにもつながっている。

来年度の活動計画

本校の育てたい資質・能力として「探究したことをもとに、生活の在り方を見直し、人々に進んで関わりながら自ら行動しようとする態度」がある。今年度の課題として児童が活動を通して持つことができた思いを行動で表せていないことが挙げられる。児童が課題や思いを自分事として受け止め、行動し、行動の結果として見られる成果や課題を検討し、持続可能な地域の未来に必要なことを考えることができることをゴールとして学習を展開していく。

過去の活動報告